これにて会議はオールアップ! 柏崎ふるさと納税女性チーム・続報

これにて会議はオールアップ! 柏崎ふるさと納税女性チーム・続報


柏崎市のふるさと納税「柏崎市ふるさと応援寄附金」リニューアルに取り組む女性チームの、会議レポート第2弾です(第1弾はこちら)。12月11日、最後の会議が行われると聞き、おじゃましました。

10月から重ねて来た会議もこの日で終了し、まとめに入るということで、数日前には臨時のミーティングも行ったとか。皆さん、アイデアが尽きないようです。

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前回取材時は約250件だった今年度の寄付数も、この日の時点で300件を超えたとか。皆さんのディスカッションにも熱が入ります。

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参考までに。

平成25年(1月~12月)の新潟県の「ふるさと新潟応援寄付金」の実績は、県の発表HP)によると442件7,425,001円。新潟市発表の「ふるさと新潟市応援寄附金」の同年実績(HP)は942件18,392,000円、長岡市発表(HP)の「ふるさと長岡への応援寄附金」は平成26年で148件9,860,000円、などとなっています。

市町村によってさまざまで、研究したら面白そうですね。

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私がお邪魔したのは午後4時ころ。ここまでの積み重ねのまとめと確認が主な議題となっていました。

お礼品のリニューアル、PR方法、寄付金の使い道、ほかにクレジット決済などの仕組み案もまとめ、18日(木)にふるさと納税推進チームの女性8人で会田市長に報告します。

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一般企業の参考にもなる?

庁内のさまざまな部署から集った混成チームで、しかもメンバーは女性オンリーで行った「柏崎市ふるさと応援寄附金」のリニューアル会議。通常の業務の範囲と異なる部分での取り組みでした。

会議を終えた後の、皆さんの一言です。

「自分たちの仕事がクリエイティブになれるということに、自信を持てました」

「ふるさと納税を、改めて考えるいいきっかけになりました」

「一から案を作る会議は初めてで、会議がある日はウキウキと楽しくなりました」

「普段の業務での農家さんとのふれあいを、案として皆さんに紹介できて良かった。自分の仕事のヒントにもなりました」

「女性の意見をいろいろと聞けて面白かったです」

「部署が違う人と一緒にやることができ、今後の仕事にも生かせそうです」

さまざままな化学反応が生じたと思われる取り組みは、一般企業の参考にもなりそうですよ。

 プロジェクトの収穫と、柏崎への想いについて

プロジェクトのまとめ役、総合企画部企画政策課の今井さんにもうかがいました。

「会議を進めるうちに、お礼品の充実だけでなく、ふるさと納税を通して柏崎と皆さんがつながって行くことが大切だという思いが強くなって行きました。それは他のメンバーも同じでした。
どうやったら柏崎を知ってもらえるか、寄付金の使い道を実感してもらえるか、そうした議論になってよかったと思います。

柏崎にはコレという大きな目玉はないけど、何でもあるとも言えるんです。節成きゅうりなどの伝統野菜で漬け物を作っていたり、リゾット専用の米を作っていたり、小さいけどがんばっている酒蔵も四蔵あります。

ちょうど今日、お餅(現行のお礼品)を食べた方から問い合わせが来て、『鏡餅はないですか』って。お礼品はやっぱりいい物を選んでいるので。柏崎にはいいものがいっぱいあるんだと、知ってもらうきっかけになって欲しいと思います」

チームの会議は今回で終了、18日の市長報告後、柏崎市ふるさと応援寄附金は2015年度からリニューアルされる予定です。

(GATAポスト編集・早見正明)

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今回も取材にご協力いただき、ありがとうございました。