ふるさと納税に取り組む柏崎市の女性チーム ただいまリニューアル会議中
近頃、話題のふるさと納税。柏崎市役所では現在、女性だけのチームを編成し、そのリニューアルに取り組んでいます。ちょっとだけ会議に潜入させてもらい、ミーティング後に柏崎市総合企画部企画政策課の今井さんにお話をうかがいました。
なぜ、女性チーム?
女性チームにしたのは、「ふるさと納税で寄付する人が女性が多いということもあり、リニューアルにあたっては女性ならではの細やかな発想とサービスのアイデアを取り入れたいと考えました」と、今井さん。
プロジェクトチーム名は「ふるさと納税推進チーム」。全庁内から集まった女性8人は、部署を超えた多彩な顔ぶれ。柏崎の魅力を広く発信するための市の取り組み『シティセールス』の観点から、ふるさと納税を再検討するべく、今年9月末に発足したとのことです。
ねらいは期待通り?
「メンバーは皆、熱心に下調べをして会議に挑んでいます。いつもにぎやかに盛り上がります。アイデアがたくさん出てきて、話が止まらない感じです」。確かに。この日はふるさと納税の告知方法が議題に上っていましたが、生活者目線のアイデアも出たりして、女性チームならではの強みを感じました。内容は、今はここでは書けませんが…。
柏崎市のふるさと納税の現状は?
生まれ故郷などに限らず、任意の地方自治体に寄付できるふるさと納税。今年度ここまでの柏崎市の実績は、申込件数約250件、金額は450万円とのこと。寄付をすると特産品などがもらえ、税額控除も受けられるため『お得』という言葉で語られることが多い制度ですが、
「お得なお礼品目当てではなく、柏崎市や地域の商品などを応援していただくきっかけになれるよう、ふるさと納税の仕組みを考えて行きたいと思います。また、現行のお礼品は米や餅などですが、柏崎にはまだまだ他にも魅力があるので、取り入れていきたいと思います」と、今井さん。
いつ、リニューアル?
チームはいま、お礼品の候補や寄付金の使い方、告知方法などの仕組みを検討しています。「寄付金の具体的な使い道も、寄付して頂いた方に目に見える形でお伝えできるようにして行きたいと思います」。
会議で出たアイデアを12月中旬までにまとめて市長に提出。来年2015年4月からのリニューアルとなります。
地域を応援したいという思いを、寄付という形で実現できるのが「ふるさと納税」。女性チームがどのような風をもたらすのか、楽しみですね。
(GATAポスト編集・早見正明)
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