【キッズ】柏崎の手作り窯小屋『ピッザニア』とサステナブルな子どもたちの未来作り
地元産食材のピザだけでなく、それを焼く窯も小屋も手作り。なかなか珍しい話です。
11月24日(月・祝)、柏崎・夢の森公園で手作りピザ体験のイベントが行われました。場所は、昨年完成した『ピッザニア』。同園実施の手作り自然建築講座で3年かけて作られた体験スペースです。
スタッフの方に作り方を一通り教わります。
そしてさっそく実践。まずは、粉をこねて生地を作るところから。
粉は、夢の森公園産の米粉と高柳産の小麦粉。地場産の食材です。
ちなみに小屋の壁も地場産素材です。キリンさんみたいな丸い模様は杉の間伐材を使ったものです。
生地作りには力と根気が必要です。だんだん、まとまってきました。がんばれー!
薄くのばしたらトッピング。
これは小さな子どもでもカンタンですね。見ていると、具の乗せ方にそれぞれ個性があって面白かったですよ。
公園内の粘土で作った土窯で焼きます。大地の土で作った窯なのでアースオーブンと呼ぶそうです。火、土、水… 五行や四大元素を思い出します。
できあがり!
自分で作ったピザの味は格別!この笑顔です。
お子さんたちの笑顔を見ていると、こちらも幸せな気持ちになりますね。
最後に、ピッザニア設立のあらましを皆で聞きました。
『持続可能な未来のために』。夢の森公園のコンセプトのひとつです。
その土地の材木や粘土を使い、地域の人たちの協力を得て作った小屋で、地場産食材を使った料理を食べる。外部のものに頼らない、または頼り過ぎない暮らしは地域活性化を促し、コストを削減し、環境負荷の軽減につながる。そんなふうに考えを巡らすと、子どもたちの未来はちょっと違った見え方がしてくるようです。
持続可能、サステナブル。ビジネスの世界でも近頃、よく聞くようになった考え方ですね。
今の生活を見直してみる、きっかけになる体験イベントでした。
「ボク、ピザ職人になるよ!」 なんて子どもが出てきたりして。そうなったら、ちょっと楽しいですね。
親子で参加するのにうってつけの企画です。
最後の最後にピザ窯の炭でマシュマロ焼き、これはオマケ!
ピザ作り体験は、今年はこれで終了です。また来年の開催をお楽しみに!
(GATAポスト編集・早見正明)
柏崎・夢の森公園
住所/柏崎市大字軽井川4544番地1