さあ、もうすぐヒツジ年 冬の公園で羊、王様、サボさんもミッケ!
お正月まであと2週間ですね。さうようならお馬さん、来年はひつじ年です。
それならばと、近くの鳥屋野潟公園でひつじ君を探してみました。
・・・なかなかいません。代わりに、王様を見つけました。
完全にかぶってますね、王冠。
マユミという木の葉痕です。葉痕とは、葉っぱが落ちた跡のこと。王様のお顔の部分です。王冠部分は冬芽で、春になると葉っぱが開きます。
あっ、サボさんミッケ。
子どもだけでなく大人にも人気のサボさん、ちょっとやさぐれた感じですね。
常緑のユズリハです。
ウロウロしていたら鳥屋野潟公園の根立所長とパークコーディネーターの浅野さんに会いました。以前、バードウオッチングでお世話になりました。
ひつじ君を探している旨を話したら、知っているとのこと。写真を送ってもらうことにしました。
で、届いたのがこちら。
オニグルミです。なかなかのひつじ顔です。年賀状に使えそうです。
鳥屋野潟公園鐘木地区で見つけたとのことです。
オニグルミは、川沿いや湿地に根を張ることが多い樹木だそうです。「落ちた実が水に運ばれて、別の場所に生えるんです」と根立さん。種子を水に運ばせて勢力拡大を図ろうというオニグルミの成功戦略ですね。デキルな。
ちなみに、目や鼻に見える部分は維管束痕という、水や養分を運ぶ管の跡です。
もひとつオマケに、こちらもいただきました。
ニワトコです。ややくずれかけ。
植物の楽しみは、グリーンシーズンだけではありません。冬こそ【ボタニカル】、いかがでしょうか。
根立さん、浅野さん、ありがとございました!
(GATAポスト編集・早見正明)