【ボタニカル】シダレヤナギ206号は新潟市の記憶の証人? 保存樹ハンターシリーズ第5弾
新潟市樹木マップを自主的に楽しむシリーズ第5弾です。萬代橋周辺にあるはずの、気になっていた保存樹206号を探します。
きっと、既に発見済みのケヤキ207・208・209号のごく近くにあるはず。
ウロウロしてたらこんな案内板を見つけました。新潟生まれ新潟育ちですが、今まで全く気付きませんでした。下のボタンを押したら音声ガイドが始まりました。
萬代橋、国指定の重要文化財ですね。
おっ、あれは?
保存樹の案内板らしきものが見えます。
シダレヤナギ、樹高12メートル、幹周1.2メートル、指定番号第206号。
ありました。
ホテルの建物からガイドが設置・固定されています。
萬代橋のたもとに保存樹が4本。歴史が気になります。
樹木マップパンフ掲載の新潟市土木部公園水辺課と新潟市文化スポーツ部歴史文化課に問い合わせましたが、残念ながら来歴をたどることはできませんでした。
それならば。木が立っているホテルオークラ新潟にもアタック。
しかし、やはり詳細はつかめませんでした。
でも。35年前の創業当初の写真を見ると、シダレヤナギが写っていないとのお返事。少なくともヤナギに関しては、他から移植されたと思われます。
ヤナギは湿潤な環境を好み、根を強く張ることから川や堀などの水辺に植えれることが多い樹木。また、 ケヤキは新潟駅南のけやき通りのように、街路樹として一般的。
だからきっと、萬代橋と道づくりにまつわる木々だと、勝手に推測。
いつか、来歴が判明する日が来るかも知れませんが、アレコレ夢想するのも保存樹ハント、プランツウオークの楽しみのひとつです。
(GATAポスト編集・早見正明)