実は、新潟では古くから雪が生活の中で活かされていたのです
美味しい日本酒は、酒蔵ごとに切磋琢磨された技術と新潟ならではの自然環境からうまれます。そのひとつとして雪が活用され、雪室を使った酒造りのきっかけとなったのが「五六豪雪」でした。雪で酒が埋もれてしまい、春まで取り出せなくなってしまったのです。しかし、酒は雪の中でゆっくりと熟成されて、驚くほどなめらかでおいしくなっていたのです。
昭和30年代前半くらいまでは、雪に穴を掘ったような小さな雪山(雪室)で、食品などを保存する文化が残っていました。
雪室は様々な形で変化してきました。今では全空冷式雪冷房システムを導入し、3つの温度帯(-5℃、5℃、外気温-10℃)を備えた雪室で、日本酒を熟成させる酒蔵もあります。
雪は、空気中のチリやホルムアルデヒドなどの有害物質を吸着する作用があり、真っ白だった貯蔵された雪も、月日とともに表面が黒ずんできます。そのおかげで雪室内は清浄な環境なのです。
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