長い歴史を持つ温泉地には、 今も「湯治」の文化が息づいている。

長い歴史を持つ温泉地には、 今も「湯治」の文化が息づいている。


全ての市町村で温泉が湧き出ている恵まれた土地柄を背景に、新潟県は多くの温泉客を引き寄せています。その中で、現代の健康志向やストレスフルな環境を背景に、「湯治」の文化が、改めて注目を集めています。

「古くから日本では、温泉地に滞在して入浴を繰り返す“湯治”が行われてきました。目的は、温泉に伝わる効能を利用した病気治療です。江戸時代には庶民に広まり、農閑期になると農民たちは疲れを癒やすために出かけるようになりました」と語るのは、新潟県立歴史博物館 学芸課の浅井勝利課長。

江戸時代後期、眼科医の竹山亨が栃尾又温泉(魚沼市)へ湯治に出かけた際に書き記した日記が残っています。入浴の回数や入った時間、自炊や湯治客同士の交流などが細かく記されてあるので、この時代の湯治の様子や役割が手に取るように見えてきます。 (写真は大正時代の様子)

栃尾又温泉は、希少性と効能で人気のラジウム温泉として、令和の今も湯治客のメッカ。「時代の流れの中で、湯治に求められるものも変化しています。今は・・・」。栃尾又温泉で26代続く「自在館」の当主・星宗兵さんが語ります。

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新潟文化物語