「景色」だけが全てじゃない! わかると楽しい。目からウロコの日本庭園鑑賞法

「景色」だけが全てじゃない! わかると楽しい。目からウロコの日本庭園鑑賞法


国指定名勝 清水園(新発田市)で開催された「日本庭園・茶室のみかた」セミナー。非公開の5つの茶室が見学でき、全国の庭園・茶室で通用する鑑賞のツボがわかるとあって、当日は県内外から老若男女が参加。にいがた庭園街道発起人で、庭屋一如(ていおくいちにょ)研究会を主宰する藤井哲郎さんに、庭園鑑賞のビューポイントと約束事を教えていただきながら、実際に建物やお庭を巡りました。

新潟県は、東日本で3番目に国指定名勝庭園が多く、質の高い庭園が数多く残る庭園王国。4600坪の敷地に寄棟造りの書院と池泉(ちせん)回遊式庭園で構成された清水園は、新発田藩10万石の下屋敷として建立。大きな池を琵琶湖に見立て、琵琶湖の景色の八つの名所(近江八景)を取り入れた名園として知られています。

「庭園鑑賞はただ見るだけでなく、そこに隠されている施主、大工棟梁、庭師の思いを想像・解釈することで何倍も楽しくなります」と藤井さん。日本の伝統的な住まいというのは、庭と建物が調和し一体となった状態(庭屋一如)にあり、その考え方は今も引き継がれているそうです。

部屋にはそれぞれ用途があり、理想的な庭園はそれに合わせて造られています。清水園の場合、客間の上座から見える庭の景色には、座った方に神仏のご加護がありますようにという施主の願いが込められているそうです。

 

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新潟文化物語