お殿様を敬い、伝統を受け継ぐ。 城下町の「市章」には、地元への愛と誇りが込められている!

お殿様を敬い、伝統を受け継ぐ。 城下町の「市章」には、地元への愛と誇りが込められている!


平成の大合併をきっかけに、全国では多彩な色を使い、市の名前やイニシャルを丸みを帯びた形で表したモダンなデザインの市章が次々と誕生しました。一方、歴史ある城下町では、藩主の家紋など伝統を継承したデザインの市章が受け継がれ、今も市民に愛されています。

「明治期に市制・町村制が施行されて誕生した市章は、長らく伝統を継承したデザインが主流でしたが、平成の大合併を機に自由な発想によるものが増えました」と語るのは、長岡造形大学で紋章・しるし文化を研究している金夆洙(キム・ボンス)准教授。新潟県でも10以上の市で、新しいデザインの市章が誕生しています。

2005(平成17)年に制定された十日町市の市章は、「十」の字を温かみのある「人」をイメージしてデザイン。太陽(オレンジ)、大地(グリーン)、信濃川(ブルー)、雪(ホワイト)で構成され、豊かな自然の中で新たな発展を目指す十日町市民の夢と希望が表現されています。

 

 

一方、時代が変わっても伝統を継承し、市民に愛され続けている市章もあります。その一つ、城下町の歴史を誇る「新発田市」の市章には、この地を270年もの間、藩主として統治してきた溝口家の家紋「五階菱(ごかいびし)」が使われています。

 

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新潟文化物語