著名人も涙する長岡花火。ノンフィクション書籍の発刊イベントに行ってきた。

著名人も涙する長岡花火。ノンフィクション書籍の発刊イベントに行ってきた。


乙武洋匡、茂木健一郎、林真理子、弘兼憲史…。

多くの著名人が訪れ、感動している長岡まつり大花火大会。その感動の真実に迫るべく、温泉ライターでありノンフィクションライターである山崎まゆみさんが著した「白菊-shiragiku-伝説の花火師・嘉瀬誠次が捧げた鎮魂の花」(小学館 税抜き1,500円)が発売されました。山崎さんは長岡市の出身。発刊記念のトークイベント「花火と温泉のいい話」が、8月5日(火)、長岡市のブックスはせがわで行われました。

※上写真 山崎まゆみさん(右)とブックスはせがわの長谷川敏明さん(左)

白菊_本

長岡花火のスゴさは、新潟県民ならよく知るところ。では、その長岡花火を上げてきた花火師、嘉瀬誠次さんの物語は? 同書では、大正生まれで過酷な時代を生きた嘉瀬さんの生涯をたどりながら、日本一感動するとも言われる長岡花火の原点を描き出しています。

イベントは、10人ほどの参加者で山崎さんを囲む座談会形式で、山崎さんと同書がより身近に感じられる、アットホームな雰囲気のなか行われました。実家が嘉瀬さんと近所で、子どもの頃から交流があった思い出話や、慰霊の花火「白菊」に込められた人々の思い、また、海外での温泉体験が豊富な山崎さんならではの入浴談、戦争中に日本兵が外国で温泉を見つけて入浴を楽しんでいた話など、さまざまなエピソードが語られました。

「温泉と花火は、日本が世界に誇れるコンテンツです」。両ジャンルともに造詣が深い山崎さんの、今後の活躍にも期待できそうです。

(早見)