むしろこちらが本祭!? 長岡まつり前夜祭に行ってきました。

むしろこちらが本祭!? 長岡まつり前夜祭に行ってきました。


長岡まつり灯籠ながし

新潟県内外から約100万人が訪れるという、長岡まつり。皆さんの多くが目指すところは花火大会だが、前夜祭も実は立派な祭り。長岡まつりの本質がよく分かる、前夜祭に行ってきた。

長岡まつり神輿渡御戦争中の昭和20年、長岡の町は焼夷(しょうい)弾が投下されて焼け野原となった。しかしそのわずか1年後、早くも祭りを復活させ、さらに1年後に花火もあげている。長岡市民にとって、祭りは復興祈願と慰霊の意味を込めたもの。毎年8月1日に行われる前夜祭では、燈籠流し、大民踊流し、神輿渡御が行われ、空襲が始まった22時30分には追悼の花火「白菊」があがる。

夏祭りらしい、人々のエネルギーが充満する大民踊流しと神輿渡御を満喫したあと、空襲で焼け残った旧中島浄水場(現・水道公園)で白菊を観賞した。日本一との呼び声も高い長岡花火の、原動力はここにあるのだろう。