おいしい野菜は虫が来ない! 新潟市長のマニフェストにもある菌ちゃん野菜づくり
元気でおいしい野菜は虫が付きやすい…のではなく、実は虫が付きにくい。
既成概念の逆の話ですね。
病害虫は本来は、弱った野菜が好き。逆に、紫外線から身を守るバリア成分=ファイトケミカルをたっぷり含む生命力の強い野菜は虫が付きにくい。菌=有用微生物いっぱいの発酵した土で育てた野菜は農薬や化学肥料がなくても病害虫が付きにくく、栄養価も高い。
これを実践しているのが長崎県の「NPO法人大地といのちの会」。「菌」に親しみを込めて「菌ちゃん」とし、「菌ちゃん野菜作り」の普及に努めています。
あまり知られていませんが、
菌ちゃん野菜作りは、篠田新潟市長のマニフェストにもうたわれています。
さて、民間のレベルで実践しているのが「にいがた菌ちゃん野菜応援団」。幼稚園で土作りをするというので訪ねました。
場所は新潟市立沼垂幼稚園です。
キャベツや大根などの生ごみを使います。
捨ててしまう部分にも実は栄養いっぱい。
これは何?
「成長点!」
幼稚園児で成長点が分かるなんて、素敵ですねー。
発酵しやすいように細かく手でちぎり、ボカシをまぶします。
シートでくるんだ上でジャンプして、つぶします。
ほどよく砕いた後、土にまいてまぶします。
土いじり、楽しそうです。そういえば、公園で「砂場」って見なくなりましたね。
じっと手を見る。
いい手をしてます。
混ぜた土はしばらく寝かせて発酵を促します。
どんな野菜を植えるのか、楽しみですねー。
さて、菌ちゃんは畑の土だけでなく、人間の腸の中でも大活躍なのだとか。その辺の話はまた、別の機会にお伝えしたいと思います。
(GATAポスト編集・早見正明)