〔糸魚川シリーズその②〕日本列島の分かれ目「糸魚川-静岡構造線」を訪れてみました。

〔糸魚川シリーズその②〕日本列島の分かれ目「糸魚川-静岡構造線」を訪れてみました。


糸魚川シリーズの2回目は、「世界ジオパーク」の糸魚川らしく、フォッサマグナの見どころである「糸魚川-静岡構造線」を訪れてみました。

日本の大地溝帯に位置する糸魚川は、その特有な地質や文化、歴史が「世界ジオパーク」に認定されています。特に、フォッサマグナは日本列島を東西に分ける境界線として特徴があります。

それでは実際にフォッサマグナの西端・糸魚川-静岡構造線(以降・糸静線)を見に行ってみます。糸魚川には24のジオサイトがありますが、糸静線があるのはNo.6糸静線と塩の道(南部)ジオサイトです。

こちらが糸静線見学の駐車場です。この日はあいにくの雨でした。

こちらが糸静線見学の駐車場です。この日はあいにくの雨でした。

こちらが入口です。

こちらが入口です。

入口から入ってすぐの場所、眼下に大糸線が走ります。鉄道ファンの方にはいい撮影スポットかもですね。しかし、すごい川の荒れようです。こんな日に見学にくるなんて、GATAポストぐらいじゃないでしょうか。

入口から入ってすぐの場所、眼下に大糸線が走ります。鉄道ファンの方にはいい撮影スポットかもですね。しかし、すごい川の荒れようです。こんな日に見学にくるなんて、GATAポストぐらいじゃないでしょうか。

道のりは約15分。ちょっと長いですが、ぬ~なとジオまる(糸魚川ジオパークのマスコットキャラクター)がいろいろな豆知識を紹介する看板があり飽きさせません。

道のりは約15分。ちょっと長いですが、ぬ~なとジオまる(糸魚川ジオパークのマスコットキャラクター)がいろいろな豆知識を紹介する看板があり飽きさせません。

着きました! ここが糸静線の見学地です。

着きました! ここが糸静線の見学地です。

看板によれば、フォッサマグナは日本列島が形成される際にできた大きな溝で、そこに岩石や地層がたまって埋まったものだそうです。今は埋まっているので見えませんが、深さは6000メートル(!)あるとか。

看板によれば、フォッサマグナは日本列島が形成される際にできた大きな溝で、そこに岩石や地層がたまって埋まったものだそうです。今は埋まっているので見えませんが、深さは6000メートル(!)あるとか。西日本と東日本の境、ユーラシアプレートと北アメリカプレートの上にあるそうです。う~ん、大地のロマンですね~。

そして! これこそ糸静線です。ついに着きました。人工的に露出した地層だそうで、右(東側)の岩は1600万年前のもので、左(西側)の岩はなんと約4億年前(!)のものとか。う~んロマンだ~。

そして! これこそ糸静線です。ついに着きました。人工的に露出した地層だそうで、右(東側)の岩は1600万年前のもので、左(西側)の岩はなんと約4億年前(!)のものとか。う~んロマンだ~。

この崖にはフェンスがあって近寄れませんが、見学場所には東西を分ける白線が引かれていました。もちろん、そこをまたいで記念撮影したのは言うまでもありません。

まさに、「日本列島をまたにかけ」ですね。

まさに、「日本列島をまたにかけ」ですね。

いかがでしたでしょうか。大地の営みがわかる糸静線の見学。おすすめです。雨だと道が滑りやすいので、晴れの日におでかけすることをおすすめします。
(GATAポスト編集部 上杉)

糸魚川市世界ジオパーク