〔糸魚川シリーズその③〕奴奈川姫ゆかりの地・糸魚川の観光スポットを訪ねて

〔糸魚川シリーズその③〕奴奈川姫ゆかりの地・糸魚川の観光スポットを訪ねて


糸魚川シリーズも第3弾。糸魚川といえば奴奈川姫(ぬなかわひめ)の伝説が残る地、フォッサマグナに位置する「世界ジオパーク」として知られますが、今回は市内をいろいろと訪ねましたので、いくつかスポットをご紹介します。

まずは糸魚川駅前の「奴奈川姫像」です。美しい。奴奈川姫は古事記にも登場する、神話の時代に糸魚川周辺を治めたとされる女王で、ヒスイを用いて祭祀(さいし)をおこなったといわれています。こちらの像は左手に玉(ヒスイ?)、右手は握手できるようになっていて、願い事をしながら握手するとかなうとか。

これが駅前にある奴奈川姫像です。

前の記事でも書きましたが、これが駅前にある奴奈川姫像です。

実はちゃんと握手もしてきました。GATAポストと新潟県の発展の願いを込めました!

実はちゃんと握手もしてきました。GATAポストと新潟県の発展の願いを込めました!

次は縄文中期の遺跡、「長者ケ原遺跡公園」です。こちらでは実際に遺跡が発掘された場所に当時の住居が再現してあります。

長者ケ原遺跡公園です。縄文時代の住宅が再現されていて、この日は地元小学校の生徒さんが見学に来ていました。

長者ケ原遺跡公園です。縄文時代の住宅が再現されていて、この日は地元小学校の生徒さんが見学に来ていました。

縄文の住宅内部です。こんな感じの場所で生活していたんですね~。

縄文の住宅内部です。こんな感じの場所で生活していたんですね~。

ちなみに、公園内にある「長者ケ原考古館」では、発掘されたヒスイや土器などを展示しています。

これが発掘されたヒスイなどの加工品です。制作途中のものもありますが、かなりの技術力があったことが分かります。

これが発掘されたヒスイの玉などの加工品です。制作途中のものもありますが、かなりの技術力があったことが分かります。奴奈川姫もこのような玉を身につけていたのでしょうか。

縄文時代のヒスイ加工の様子を紹介したジオラマなんかもあります。こんな風に作っていたんですね~。

縄文時代のヒスイ加工の様子を紹介したジオラマなんかもあります。こんな風に作っていたんですね。勉強になりました。

最後にご紹介するのが2015年3月にリニューアルオープンした「フォッサマグナミュージアム」です。展示の目玉はヒスイ関連とフォッサマグナ関連です。館内には「ジオパーク情報コーナー」もあります。

フォッサマグナミュージアムの第1展示室です。美しいヒスイの巨大な原石など、見ごたえがあります。

フォッサマグナミュージアムの第1展示室です。美しいヒスイの巨大な原石など、見ごたえがあります。

フォッサマグナの成り立ちを解説する「第3展示室」です。200インチモニターによる大迫力の映像が見どころです。

フォッサマグナの成り立ちを解説する「第3展示室」です。200インチモニターによる大迫力の映像が見どころです。私も思わず見入ってしまいました。

いろいろ見どころが多彩な糸魚川。次の休日など、おでかけしてはいかがでしょう。尚、奴奈川姫やジオパークなどの情報は、新潟県のHP「新潟文化物語」の特集「file-87 ヒスイと世界ジオパーク」でも詳しく紹介されていますので、ぜひご覧ください。
(GATAポスト編集部 上杉)

新潟文化物語

 

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糸魚川世界ジオパーク

フォッサマグナミュージアム

長者ケ原遺跡考古館/長者ケ原遺跡公園