【キッズ】公園はもっと遊べる! ムダ時間は育ちの時間
冬だって、公園は面白い。
そして、公園は子どもの育ちを支える格好の場です。
遊具やボール遊びももちろんいいけど、自然が豊かな新潟の公園は、遊びのバリエーションも豊富です。子どもは寒さなんて、おかまいなしです。
1月24日、鳥屋野潟公園・鐘木地区で行われたバードウォッチングとガイドウォークに参加して、ひと遊びしてきました。
冬は木々の葉が落ちているため鳥が観察しやすい、いい季節です。今回は、私が担当するムック「Kids Komachi」の取材もかねて、モデルさんの親子にも楽しんでもらいました。
午前中は鳥の観察。
午後からはガイドウォークに参加しました。
天気もよく、散歩気分で歩いていると、木の中で休んでいる虫を発見。
苦手な人は、目を閉じてください。
ヤマトゴキブリだそうです。
普段、目にする機会が多いやつは外来種で、これは日本生まれの在来種。そう言われると、ちょっと形が違います。特に不潔な虫ではないそうですよ。
自由に、みつけたものを拾ったりしながら歩きます。
松ぼっくり集め。ドングリや松ぼっくり、なぜ、拾い集めちゃうんでしょうか? どんな心理が働いているのか、興味深いですね。
あちこちに土がこんもりと盛られた跡がありました。モグラがトンネルを掘った跡です。
この下にモグラがいる。
そう考えた途端、子どものスイッチが入りました。穴掘り作戦、スタートです。
モグラの存在を信じて疑いません。
ひたすら、夢中に、穴を掘り続けます。
土だらけになりながら手で掘り、さらには枝を使ったりしながら。
30分くらいは、掘り続けたでしょうか。
結局、モグラは見つかりませんでした。
でも、夢中になって過ごした時間は『ムダ』ではないはずです。
土や枯れ葉の感触、匂い、冬の冷たい空気、鳥たちの鳴き声をたっぷり体感したはずです。さらに、枝という道具を使う作戦も試みました。貴重な『育ち』の時間だったのだと思います。
昔は、子どもを放っておいてもOK、勝手に遊んでOKの環境があちこちにありました。しかし今はこうした時間を過ごすのに、大人のコーディネイトが必要になっています。ちょっと寂しいところですね。
バードウォッチングもガイドウォークも参加は無料でした。
公園では、季節に応じたイベントを随時開催しているので、参加してみてはいかがでしょうか。
鳥屋野潟公園 鐘木地区の公式ホームページはこちら
(GATAポスト編集・早見正明)