【キッズ】公園はもっと遊べる! ムダ時間は育ちの時間

【キッズ】公園はもっと遊べる! ムダ時間は育ちの時間


冬だって、公園は面白い。

そして、公園は子どもの育ちを支える格好の場です。

遊具やボール遊びももちろんいいけど、自然が豊かな新潟の公園は、遊びのバリエーションも豊富です。子どもは寒さなんて、おかまいなしです。

1月24日、鳥屋野潟公園・鐘木地区で行われたバードウォッチングとガイドウォークに参加して、ひと遊びしてきました。

冬は木々の葉が落ちているため鳥が観察しやすい、いい季節です。今回は、私が担当するムック「Kids Komachi」の取材もかねて、モデルさんの親子にも楽しんでもらいました。

1501鳥屋野潟公園虫と植物06

 

午前中は鳥の観察。

午後からはガイドウォークに参加しました。

天気もよく、散歩気分で歩いていると、木の中で休んでいる虫を発見。

1501鳥屋野潟公園虫と植物03

 

苦手な人は、目を閉じてください。

ヤマトゴキブリだそうです。

1501鳥屋野潟公園虫と植物04

観たい人は画像をクリック!

普段、目にする機会が多いやつは外来種で、これは日本生まれの在来種。そう言われると、ちょっと形が違います。特に不潔な虫ではないそうですよ。

自由に、みつけたものを拾ったりしながら歩きます。

松ぼっくり集め。ドングリや松ぼっくり、なぜ、拾い集めちゃうんでしょうか? どんな心理が働いているのか、興味深いですね。

1501鳥屋野潟公園虫と植物01

 

あちこちに土がこんもりと盛られた跡がありました。モグラがトンネルを掘った跡です。

この下にモグラがいる。

そう考えた途端、子どものスイッチが入りました。穴掘り作戦、スタートです。

モグラの存在を信じて疑いません。

ひたすら、夢中に、穴を掘り続けます。

土だらけになりながら手で掘り、さらには枝を使ったりしながら。

1501鳥屋野潟公園虫と植物05

 

30分くらいは、掘り続けたでしょうか。

結局、モグラは見つかりませんでした。

でも、夢中になって過ごした時間は『ムダ』ではないはずです。

土や枯れ葉の感触、匂い、冬の冷たい空気、鳥たちの鳴き声をたっぷり体感したはずです。さらに、枝という道具を使う作戦も試みました。貴重な『育ち』の時間だったのだと思います。

昔は、子どもを放っておいてもOK、勝手に遊んでOKの環境があちこちにありました。しかし今はこうした時間を過ごすのに、大人のコーディネイトが必要になっています。ちょっと寂しいところですね。

バードウォッチングもガイドウォークも参加は無料でした。

公園では、季節に応じたイベントを随時開催しているので、参加してみてはいかがでしょうか。

鳥屋野潟公園 鐘木地区の公式ホームページはこちら

(GATAポスト編集・早見正明)