【BBガールズ通信 番外編】上越の小学校でみつけた、いいチーム

【BBガールズ通信 番外編】上越の小学校でみつけた、いいチーム


文/頓所理加(BBガールズ普及委員会・代表)

「上越に、小学生の女子野球選手が沢山いるチームがあるよ♪」

という情報を聞きつけ、上越市にある春日新田小学校に向かいました!!

元気よく野球をする春日新田ユナイテッドファイターズの選手達。

春日新田小学校に着くと、元気のいい声が聞こえました。

そして、グランドを所狭しと走り回る子供たちの姿。

まだ体が小さな子供も多く、練習着姿がとても愛らしい。

幼年野球チーム「春日新田ユナイテッドファイターズ」の選手のみんなでした。

部員全部で20人。その中で女子選手は8人。

私の記憶の中で、これだけ女子選手が沢山いるチームに出会うのは、初めてでした!

監督を囲み話を聞く選手達。

富岡監督にご挨拶をさせていただき、色々なお話を聞くことが出来ました。

「去年、6年生が引退した時点では、部員が少なく、チーム存続の危機になりました。その危機を救うように、沢山の選手が入ってきてくれました。保護者の方々の熱心な気持ちが届いたのかもしれません。低学年の選手が多いですが、今では、20人の部員で楽しく野球が出来ています」

「女の子が増え始めたのは、この2年くらいです。5年生1人、4年生2人、3年生3人、2年生1人、1年生1人の合計8人。女子だけを意識して集めたことはありません。野球を教えるうえでも、女子とか男子とかあまり考えたことはありませんが、みんなが野球を大好きでいてくれることを心掛けて接しています」と笑顔で語る富岡監督。

女子8人の選手達と一緒に!

このチームになぜ女子選手が沢山いるのか。。。

「男子女子関係なく、野球を大好きでいてほしい」そんな監督の想いが、子供達を引き付けるのだと感じました。

途中で、私も練習に少しだけ参加させてもらいました。

私が、女子選手達にノックをさせてもらったのですが、初心者の女の子もボールを怖がらずに頑張っていて、彼女達の一生懸命さを肌で感じる事が出来ました。

選手全員とても仲良し!!

そして、それをサポートする男子の選手達が、とてもあたたかくて。

「頑張れ!捕れるぞ!」と声をかけながら、女子選手のプレーを応援し、見守る。

このチームには、男子女子の垣根なく「野球が大好き」という共通点で繋がれている絆がありました。

今、野球人口の減少化が問題視されています。今の流れを止める為に、ティーボールを推奨する等、野球界でも色々な活動がされ始めています。

このチームのように「野球を大好きな気持ちを大切に育ててあげる事」こそが、野球人口の増加に繋がるんだなぁと、あらためて感じました。みんなの笑顔が目に焼き付いています。

「野球をしないと、友達と外で遊べなくなっちゃうんだよね」となるくらいまで、仲間を増やしたいとのこと。このチームなら、それも夢じゃないかもしれないですね。

スタッフ、保護者の熱いサポートで、選手たちは常に笑顔!