三条伝統の鍛冶を体験できる「三条鍛冶道場」に行ってきました!

三条伝統の鍛冶を体験できる「三条鍛冶道場」に行ってきました!


ハサミやノコギリ、金づち、鍋など、昔から金属産業の盛んな三条市。今回は、その伝統の技術を体験できる「三条鍛冶道場」に行ってきました。

三条の製鉄・鍛冶の歴史はとても古く、その始まりは鎌倉時代までさかのぼります。市内の大林遺跡からは、承元4年(1210)ごろの鍛冶炉の一部や羽口(炉に空気を送る口)などが発見されており、その当時からかなり大規模に製鉄を行っていたそうです。なんと約800年の歴史があるんですね~。

また、江戸時代を中心に和釘の生産も盛んに行われ、三条から全国へ運ばれたとのこと。今回はその和釘作りに挑戦しましたので、写真をご覧ください。

こちらが三条鍛冶道場です。北三条駅からも近く、駐車場も広いです。

こちらが三条鍛冶道場です。北三条駅からも近く、駐車場も広いです。

館内には三条の金属製品が飾られています。匠の手による見事な品が並びます。

館内には三条の金属製品が飾られています。匠の手による見事な品が並びます。

これは近年行われた伊勢神宮の式年遷宮の際に、三条から納品された和釘や金具などです。伊勢神宮も三条の和釘を使っているんですね~。

これは近年行われた伊勢神宮の式年遷宮の際に、三条から納品された和釘や金具などです。伊勢神宮も三条の和釘を使っているんですね~。

和釘製作体験に使う炉です。コークスを燃やして、下から風を送り込んで温度を上げています。だいたい1500℃ぐらいまで加熱するそうです。

和釘製作体験に使う炉です。コークスを燃やして、下から風を送り込んで温度を上げています。だいたい1500℃ぐらいまで加熱するそうです。

最初は鍛冶職人さんのお手本を見学します。見事ですね~。

最初は鍛冶職人さんのお手本を見学します。見事ですね~。

で、実際に体験。う~ん、難しい。釘の先端部分を細くしようと叩きますが、うまくいきません。結局、職人さんに直してもらいました(笑)。

で、実際に体験。う~ん、難しい。釘の先端部分を細くしようと叩きますが、うまくいきません。結局、職人さんに直してもらいました(笑)。

そしてこれが私が打った完成品です。ちょっと曲がってしまいましたが、いい経験ができました。

そしてこれが私が打った完成品です。ちょっと曲がってしまいましたが、いい経験ができました。

「三条鍛冶道場」は営業時間内であれば誰でも和釘の製作体験ができますので、興味のある方はぜひ行ってみてください。営業時間や定休日、料金など、詳しくは下記リンク(公式HP)を参照ください。

三条鍛冶道場

なお、新潟県のHP「新潟文化物語」では、動画付きで体験の様子を紹介していますので、そちらも合わせてご覧ください。

新潟文化物語