旧沼垂市場通りに新店オープン 創作体験もできるガラス雑貨の店

旧沼垂市場通りに新店オープン 創作体験もできるガラス雑貨の店


2014年にブレイクしたエリアと言えば、新潟市の沼垂。レトロムードたっぷりの旧市場通りに12月17日、またまた新店がオープンしました。

とんぼ玉体験とガラス雑貨の店「taruhi glass works」 です。

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とんぼ玉とは?

このようなガラス細工です。

おぉ、中に花が!

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2次元の写真では分かりづらいのですが、ガラスの表面ではなく中に模様が閉じ込められています。本当の花みたいです。

こちらは・・・ クラゲ! 刺されたら痛そうな感じ。

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標本で閉じ込めたのとはまた違う趣ですね。

店主の伊藤宏晃さんにうかがいました。

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店主の伊藤さん。イケメンですね-。

 

なぜ、とんぼ玉と呼ぶのでしょうか?

「諸説あります。昆虫のトンボの目に似ているから、というのがひとつ。他に、エジプトの遺跡などからガラス玉の装飾品がよく出てくるんですけど、古墳をtombということから、その読み方を取ってトンボとなった、という説もあります」

「できない」からこそ気付いた、「できる」ことの可能性

もともと吹きガラスをやっていた伊藤さん。次第に、トンボ玉の鮮やかな彩りに触れるうち、この小さな世界で自分の世界観を表現できるのではないか、と思うようになったとか。

「花の模様を入れるにしても、絵のような花だけでなく本物のように作ることもできる。奥が深いんです。調べて自分でやってみても、実際にはうまくできなかったり。いろんな表現がまだまだできるんだと思うようになりました」

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「私は愛知県出身なのですが、大学で新潟に来たときに小説の『雪国』のような体験、雪景色に出会って。新潟って素晴らしいところだなって思いました。雪の降る土地で創作活動をやって行きたくて、新潟を選びました」。

積雪を疎んじる人も多い中、ようこそいらっしゃいました、伊藤さん。

「店名の『タルヒ』は垂れる氷と書くんですが、つららを意味する言葉です。その土地らしい言葉を付けたかったので、店名をtaruhiにしました」。

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ガラスの面白さを伝えて行きたい

「ガラスを教えることを最も大切にしています。誰がやっても楽しめるので、皆さんに知って欲しい。日常では味わえない創作体験ができると思います」。

作り方を変えるだけで見たことのない世界が広がる。トンボ玉には無限の面白さがあるようです。

 

体験は1個制作で1500円(税別、オープン記念料金)。作る作業は15分くらいで、冷却は40分ほど。待ち時間は「この市場通りをブラブラしてもらえれば」。子どもは小学4年生くらいからできるようになるので親子の体験に、また、カップルのデートコースにもよさそうです。「私は割とほったらかすので、2人で盛り上がったりしてますよ」と、伊藤さん。

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最後に、このレトロな市場通りについても聞きました。

「寺町が好きなんです。また皆さんにも、せっかくこうした場所に来られたなら、沼垂のことについても知ってもらいたいと思います。古くからの深い歴史があって、面白いですよね」

ありがとうございました。

※年末の営業は本日27日(土)まで。新年は1月4日(日)から。

(GATAポスト編集・早見正明)

taruhi glass works

新潟市中央区沼垂東3-5-17
営業時間/13時~18時 定休日/木曜