【特集・沼垂】市場通りに北欧スタイルの育児雑貨店「Kippis7265」がオープン

【特集・沼垂】市場通りに北欧スタイルの育児雑貨店「Kippis7265」がオープン


おもしろい店名ですが、「フィンランド語で“乾杯”って意味なんです」と、店長の猪股美保さん。
GATAポストも注目している旧沼垂市場通りに9月26日(金)、北欧スタイルの育児雑貨店が開店。お話をうかがいました。

20140925沼垂06

 

「ママの暮らしが明るく楽しくなるように、それがコンセプトです」

ご自身も二児の母である猪股さん。

「お母さんたちに、“乾杯!”って言うときの楽しい気持ちで育児をして欲しい、それと“育児をしている自分に乾杯”という意味も込めて、店名をつけました」

以前から北欧雑貨が好きで、ずっと自分で店を開きたいと考えていたとか。オンラインショップを開店させたのが2年半前。このたび、リアルな店舗を開くことになりました。

「北欧は気候条件から家の中で過ごす時間が長いので、柄が派手なんです。寒い季節を明るい気持ちで過ごせるようにと、華やかな柄のデザインが発展していったそうです。大胆な、花柄どーんみたいなデザインが多いんですよ。

私が実際にママになったとき、日用品が急にオシャレじゃなくなって行くのを痛感しました。そこを何とかしたいというのが、原点ですね。ママの暮らしが明るく楽しくなるように、それがコンセプトなんです。実は、年配の方も気に入って買ってくれたりしていますけど(笑)」

商品のラインナップを見ると、まさに“花柄どーん”な品ぞろえで楽しいですね。

「フィンランド、デンマーク、スエーデンなんかの、30年から50年くらい前のヴィンテージの布を仕入れて、新潟市内の工場で雑貨にリメークしてもらっています。名も無き、古き良き頃の布です。カーテンやベッドカバーで使われていたり、保存されていた布です」

そんなヴィンテージ布のバックグラウンドにも、大量生産の商品にはない魅力があるとか。

「メインの商品は母子手帳ケースですが、30年から50年くらい前の布ということは、使う人のお母さんやおばあちゃんが生まれた頃のもの。それを育児雑貨に取り入れることで、受け継いでゆくストーリーとか、モノの大切さ、命の重さなどを、少しでも感じてもらえたらと思います」

Kippis マルチケース

母子手帳を入れるのにぴったりのマルチケース。ヴィンテージファブリック3,700円~、ニューファブリック3,300円~。

現在、子育て中のママさんならではの目線で作られた商品の数々。店には、猪股さんのリアルな実感を反映させた雑貨が並んでいます。

「マザーズバッグは、重くなくて持ちやすくて、子どもの着替えなんかも簡単にポンポン入れられるよう、汚れても丸洗いできるようにデザインしています。また例えば、パパがバッグを持ってあげるようなシーンもあると思いますが、そんな時にいかにも“持たされている”ような見え方だと、楽しくないですよね。男性が持っても違和感のない柄のものも用意しています。今後もそうしたラインナップを増やしていきたいですね」

Kippis バルーンバッグ

ひょいと肩にかけてでかけるのにちょうどいいバルーンバッグ。ヴィンテージファブリック5,400円、ニューファブリック4,500円。

注目の沼垂に店を出したことについては?

「実家がすぐ近くなんです。この沼垂市場通りも、子どもの頃に車に乗せられて一緒に買い物に来た思い出があります。開店準備をしていると地元の人がのぞきに来たりなんかしましたが、皆さん、対面販売に慣れているみたいで、おしゃべりで楽しいですね。

また、自分の店だけでは見応えは少ないと思うので、ほかのお店も一緒に見て楽しんでもらいたい、そのためにも皆さんの開店が待ち遠しいですね」

テラスオフィスの田村さんのインタビューにも通じるお話です。同じ気持ちでつながる、いい町になっていってますね。

子育て中のママさん、パパさん、一度のぞいてみてはいかがでしょうか。

GATA ポストも、沼垂特集でまた行きますよー。

(取材・記事/早見)

Kippis おもちゃ

おもちゃもあり。出産祝いの贈り物にいかが?

Kippis7265

住所/新潟市中央区沼垂東3-5-18 電話/070-5589-4731
営業時間/10時~17時 定休日/水・日曜、ほか不定休あり

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小学生の息子さんと。「まだ子育てを楽しみたいので、すみません、日曜はお休みです!」