【ご当地逸品】なんたって全国ナンバーワン! 旬の味覚を訪ねました。-おでかけKomachi連動企画-

【ご当地逸品】なんたって全国ナンバーワン! 旬の味覚を訪ねました。-おでかけKomachi連動企画-


新潟県は「えだまめ作付面積」が全国トップ、ナンバーワンです※1。

「えだまめ収穫量」も全国第二位※2。

みんな大好き、枝豆です。

枝豆にもいろいろありますが、新潟市が全国に誇る「茶豆」は、今が旬。

そんなわけで、枝豆農家さんを訪ねることにしました。

収穫を行うのは、午前3時過ぎ。まだ日が昇る前の暗い中です。

早起きする根性がないので、ということではなく、暗い中では写真も撮れずただ邪魔をするだけなので、明るくなってからの作業現場を見学することに。

西区の農家さん、長澤秀樹さんを訪ねました。

新潟茶豆長澤氏-01

手伝いに来ていたおじさんたちです。

刈り取った枝から豆をもいでいました。

手作業なのかと思いきや。

新潟茶豆長澤氏-02

脱穀の機械がありました。枝をかませて流してやると…

新潟茶豆長澤氏-03

うまくもがれた豆が、反対側からこのように。

さらに、曲がったものや実が小さいものなどをはねます。

新潟茶豆長澤氏-04

新潟茶豆長澤氏-05

こちらでは、1日に約100キロを出荷するそうです。

新潟茶豆長澤氏-06

普通の枝豆と違い、薄皮が茶色なのが茶豆の特徴で、ゆでた時の匂いは香ばしく、甘みも独特の深さです。

朝採りを茹でたものを、作業場でいただきました。

新潟茶豆長澤氏-07

農家さんが育てた茶豆を、もいですぐに食べる贅沢!

香川のうどん工場みたいに、もぎたてが食べられる枝豆農家さんがあったら楽しそうです。または、茶豆収穫体験付き農家民宿とか。

さて、手伝いに来ていたおじさんによると、薄皮は「おいしくないし、消化できないので食べない」のだとか。私はあの香りが好きなので積極的に食べる派ですが、人それぞれで面白いですね。

新潟茶豆長澤氏-08

こちらが長澤秀樹さん。取材ご協力、ありがとうございました。

余談ですが、枝豆は大豆が未成熟な状態で収穫したもので、つまり植物的には枝豆と大豆は同種です。

また、枝豆にはアルコールの分解を促すビタミンB1やビタミンCが豊富といわれます。しめしめ、ビールの最高のつまみだわい、と言いたいところですが、でもだからといって、調子に乗って飲み過ぎ、食べ過ぎには注意です(自戒)。

(GATAポスト編集・早見正明)

※1 ※2 平成25年 農林水産省大臣官房統計部「野菜生産出荷統計」

※このコーナーは発売中の関連ムック「おでかけKomachi」(2015年7月18日発刊)の、「ご当地逸品」企画と連動し、不定期に連載いたします。