これも、きっと食育。ジオパークとおみやげお菓子 おでかけKomachi連動企画
津南町で新しい公園と、みやげにおすすめのスイーツを見つけました。
10月16日に秋山郷を訪れたリポートの続きです。
紅葉と温泉を撮影した帰り道、「津南見玉公園(つなんみだまこうえん)」に立ち寄りました。
近ごろ、整備された公園です。散策路があります。
自然のものと思われる池がありました。
おもしろい植物やトンボなどの昆虫が期待できそうですが…、この日は発見できませんでした。
白樺をキツツキがつついていると思われる音がこだましていたので、野鳥観察も楽しそうです。
歩く際は、クマに注意。
クマよけとして鈴が設置されています。
散策してみます。
中津川をはさんだ対岸の柱状節理がよく観察できます。
「石落し」と呼ばれています。
岩壁の上半分と下半分で様子が違っています。
植物が茂っている下半分の層は海低だった時代に堆積した層。上半分の柱状節理は、苗場山麓の火山活動で流出した溶岩が冷え固まってできた層です。
長い時間をかけて中津川が浸食し、地層が露出するようになったという地球の物語。ダイナミックですね。
津南の町方面の眺望はこんな感じ。
栄村と津南町にまたがる「苗場山麓」は、2014年に日本ジオパークのひとつとして認定されました。公式サイトはこちら。
その認定を受けて、新スイーツも開発されています。
地元の「好月」という菓子店で、「ジオこがし」と「柱状節理」が今年の春、新発売。
「ジオこがし」は黄身あんとチョコレートを包んだお菓子、「柱状節理」はバームクーヘンを岩壁に見立てています。
ジオこがしを割ってみるとこんな感じ。
こちら、バームクーヘンのしましまが…
柱状節理のしましまに見えるから、あら不思議。
お菓子を食べながら地球の歴史、地域の営みを考察できます。これもひとつの食育と言えそうです。旅のお土産にいいですね。
(GATAポスト編集・早見)
※このコーナーは現在発売中の関連ムック「おでかけKomachi」(2015年7月18日発刊)の、「ご当地逸品」企画と連動し、不定期に連載しています。