【野鳥】政令指定都市の中心部なのに鳥いっぱい 鳥屋野潟で観察会

【野鳥】政令指定都市の中心部なのに鳥いっぱい 鳥屋野潟で観察会


鳥屋野潟ではなんと、180種以上の野鳥が見られるのだそうです。ビックリ。

実は当社の目の前が、鳥屋野潟。社屋からこのような光景が見えるのは日常茶飯事。

サクラとキジ

春。サクラとキジのコンビネーション。

会社で働きながら多数の野鳥やらタヌキやらを目撃してきたので、前々から興味がありました。

11月9日(日)、鳥屋野潟スポーツ公園で秋の野鳥観察会が行われるとの情報をキャッチ。これまで、珍鳥ケリ新潟市鳥総選挙などの鳥情報をお届けしてきたGATAポストです。積極的に参加してきました。

鳥屋野潟スポーツ公園に朝8時に集合。公園の自然生態園や、鳥屋野潟の野鳥を観察しながら、鳥に関するさまざまな話を教えてもらいました。

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講師を務めたのは花と緑のアドバイザーで、鳥類標識調査者の高橋正良さんです。

高橋さんは実は、こちらのスマートサイクルの自転車記事でお世話になった、カミフル・サイクルステーションを営む御仁。野鳥の道も極めているとは、多才ですね。

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鳥屋野潟周辺で約2時間、観察を行いました。

私のような素人は、目で一生懸命探すわけですが、ベテランは鳴き声に反応する様子。

瞬時にカワセミの声を聞きわけ、

「カワセミ、出ました!」

との高橋さん一声で、参加者は色めき立つ一幕も。知名度が高くキレイな鳥は人気があります。

ですがカワセミくん、素早く飛び去ってしまったため、その美しさをじっくり堪能することは叶いませんでした。残念。

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この季節はやはり、ハクチョウです。

新潟市の鳥総選挙で市の鳥に選ばれたハクチョウですが、オオハクチョウとコハクチョウがいます。下の写真がそれ。違いが分かりますか?

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くちばしの黄色部分が大きいのがオオハクチョウ(右)だそうです。

また、群れで飛んでいるハクチョウは家族で、たまにはぐれたおっちょこちょいが家族を探して鳴きながら飛んでいるのだそうです。勉強になりますね。

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この日はほかに、キツツキ科のアオゲラ、アカゲラ、希少種のカンムリカイツブリなどなど、約30種の野鳥に出会うことができました。写真は… 私の腕と機材ではちょっと厳しかったですね。

ビッグスワンには時々ハヤブサがとまっていて、小鳥を狙っているそうです。全然、知りませんでした。

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こちらは自然生態園のカルガモたち。

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新潟県立図書館のマスコットになっているミミズクのトラフズクも見に行きました。通行人が頻繁に見上げていますが、お構いなしにすやすやオネム。繁殖地はほかにあり、代替わりしながらここに止まっているそうです。

また、フクロウやミミズクは人灯りのある場所にも好んで現れるとか。図書館のこの場所も、下には複数の電灯がありました。

こうやって観察していると、本当に私たちの身近にたくさんの鳥たちが暮らしていることが分かります。鳥は鳥で、人間たちと適度な距離を保ちながら、日々を過ごしているんですね。発見です。

冬は渡り鳥がたくさんやって来る季節です。GATAポストでは、今後も野鳥情報をお伝えして行きますよー。

(GATAポスト編集部・早見正明)