![公園の冬の楽しみ マジンガーZも真っ青の、鳥と植物の生き残り合戦](http://www.gatapost.com/wp-content/uploads/2014/12/2d98f3546cb7ad7d97aae606f4c2e71a.jpg)
公園の冬の楽しみ マジンガーZも真っ青の、鳥と植物の生き残り合戦
アウトドア好きなら、冬こそ楽しみたっぷりの【公園】です。
お馴染みの鳥屋野潟公園、女池地区の新潟県立図書館周辺を歩きました。子どもに人気の自然科学館はすぐ隣。プラネタリウムのついでに、ちょっと歩いてみてください。冬ならではの発見がありますよ。
鳥が群れをなして木々を移動していました。
冬は、違う種類の小鳥どうしでも群れを作り、餌情報を共有したり外敵から身も守ったりするそうです。
コゲラです。キツツキ科です。
冬のシーズンは、葉が枯れ落ちているので鳥を見つけやすいというメリットがあります。コンパクトデジカメの機動性でも、割と簡単に撮影できます。この写真はピンボケですが。
お次はシジュウカラ。冬芽をついばみに来ているのでしょうか。
さて、今回注目したのはニシキギ。漢字で書くと錦木で、秋になると葉が紅く染まり紅葉を楽しめる木です。
冬にはこのような枝ぶりに。
近づいて見ると、こんなです。
枝にウイングが張り出しています。ウイングの合間にあるのが冬芽。なぜニシキギは枝に翼を付けるのか、その理由は… どうやら解明されていないようです。が、こんな姿を見ると、やすやすと芽を食べられないようにガードしようという防衛戦略に思えてなりません。
ロケットパンチの進化形・アイアンカッターを思い出します。これで敵をやっつけたマジンガーZもビックリの、見事な作戦です。ニシキギは攻撃はしませんが。防御のみですけど。
植物は、自分で動くことができないし外敵から逃げられないため、こんな戦法を思いついたのだとすると、なかなかの策士です。グッドデザイン賞をあげたいですね。
冬こそ楽しい【ボタニカル】でした。
(GATAポスト編集・早見正明)