一箱古本市に出店してみた! 次は秋葉区で12月7日開催

一箱古本市に出店してみた! 次は秋葉区で12月7日開催


読書の秋・・・既に季節は晩秋から初冬になっていますが、新潟の冬は家で読書というのもいいかも知れませんね。
ここ数年、新潟県内各地で一箱古本市というイベントが数多く開催されているのはご存知でしょうか。

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このイベントの始まりは、東京の谷中・根津・千駄木で開催された「不忍ブックストリートの一箱古本市」。以来、全国各地で開催されるようになり、ほぼ毎週どこかで開かれています。
新潟では、2011年6月に新潟市中央区の学校町通りで開催されたのが最初になります。

2014年は、2月のメディアシップを皮切りに秋葉区や学校町、沼垂で開催。これまで新潟市内の各所で開催されることが多かったこちらのイベント。2014年11月2日(日)にはじめて新潟市以外の町で開催されました。(新発田市と長岡市で同日開催)

今回、新発田市で開催された一箱古本市に実際に出店して、“古本店主”を体験してみました。

会場となったのはJR新発田駅の裏手にある、金升酒造です。

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通り沿いからはうかがい知ることができないのですが、門を入り、奥に進むとそこには仕込み蔵や倉庫、お屋敷、お庭が並び、ちょっとした『町』という趣きです。

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「春から秋にかけて、手作り雑貨の作家さんによるマルシェや、古い蔵を改装した蔵カフェを開放していますが、初めて一箱古本市も開催することになりました。」と金升酒造の高橋巌専務。

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出店者としては、ふだんは入れないロケーションでの一箱古本市の出店に心が躍ります。

ちなみに、こちらの金升酒造は、新潟が舞台になった宮尾登美子さん原作の映画「蔵」のロケにも使われたんだとか。

さて出店の準備です。
基本的に一箱古本市ですので両手に収まる程度の箱という規定があります。今回の出店スペースは横幅120センチ、奥行き100センチです。

写真の通り、軒先を使っての出店です。変わりやすい秋の天気、もしもの雨のときに屋根付きはうれしいです。雨は本の一番の大敵なので。

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わずか、畳一枚に満たないスペースではありますが、一箱古本店にとっては大げさに言ってしまえば無限の可能性を秘めた宇宙です。この一箱古本店の魅力に取りつかれて実際に古本店を開業された方も何人もいます。

小さな小さなお店ですが準備には一時間程度かかると思った方がいいでしょう。本の並び順にも気を遣います。前日まで、自宅の書棚から里子に出す本たちをピックアップして、値札を付けて準備をしてきました。出店スペースのことを考えて、どんな箱を持ってくるか悩みました。

そして・・・完成したのが本日の店構え(箱がまえ)です!

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雑誌と絵本用のマガジンラックと、椅子の上にダンボール箱のフタという構成です。

他のお店はというと・・・お店によって扱う本の種類は当然異なります。また、箱のバリエーションも豊富です。古びたトランク、自作の本棚、お茶箱、スーツケース、ダンボール、テーブルの上に並べるだけ。

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古本出店者さんは箱にもこだわりを持っています。

今回は西区内野にあるツルハシブックスが、車で移動本屋さんを出店されていました。

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出店者の皆さんにお話しを聞くと、断捨離のためとか、出品した本についてお客さんと話すのが好きとか、古本市で読書をするのが好きという人など、出店理由はさまざまのようです。

新潟県内では、ほぼ毎月どこかで一箱古本市が開催されています。

直近では12月7日に新潟市秋葉区で開催されます。出店者応募は2~3日前まで。

秋葉区一箱古本市

12月7日(日)10時~15時 場所/堀出神社 問い合わせ/0250-24-1187 英進堂

興味がある方は、古本を買いに行くだけではなく、店主として出店してみてはいかがでしょうか?

(ライター 文旦)