BMWの電気自動車「i3」で新潟の街をドライブしてきたよ

BMWの電気自動車「i3」で新潟の街をドライブしてきたよ


電気自動車(EV)、みんなも気になってますよね。BMWがリリースした電気自動車「i3」。その試乗車が出来島のNiigata BMWにあるという情報をキャッチしたのでさっそく行って試乗してきましたよ!

 

と、そのまえにまずは電気自動車についておさらい

 

まずは電気自動車の特徴としてはecoであること(環境性能が高い)がまずあげられます。
エネルギー効率がよいので、電気自動車の電力をすべて火力発電でまかなったと仮定しても、ガソリン車よりも3 – 4倍、総合効率で優れるとされています(wiki 電気自動車

もう一つ大事なのは車自体がCO2を出さないだけではなく、電力に占める再生可能エネルギーの利用割合が増えることでさらなる温室効果ガスの削減が見込まれています。

 

iシリーズについて

まず「i」シリーズですが、これはBMWが研究・開発を続けてきた、持続可能な次世代モビリティ・コンセプト「プロジェクトi」を具現化した新しいブランドであり、i3はその第1弾ということになります。続く「i8」は見た目にもスーパーカー。BMWのフラッグシップも兼ねたモデルとなっています。

 

i3について

BMWがリリースする初のEVであるi3は同社が考える「ゼロ・エミッションでサステナブル(持続可能)なプレミアム・エレクトリック・メガシティビークル」という開発コンセプトを具現化したもので、話を聞けば聞くほどとんがってます。

 

Niigata BMW

出来島のNiigata BMW

Niigata BMW

Niigata BMWの受付。駆け抜ける歓び。

 

BMW i3

(当たり前だが)BMW各シリーズがズラリ

BMW i3

こちらは2F

 

Niigata BMW 新潟ショールーム 営業部主任 近 誠則さんに話を伺いました。

 

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充電されているi3を発見。

 

それでは細かくチェックしていきましょう

 

エクステリア

全長は4010ミリ、全幅は1775ミリ。割りと幅広で背も高めなコンパクトな車です。よく見ると前ドア後ろドアが観音開き。これによって社内への乗り降りも不便を感じさせません。これはカーボンファイバー製のボディの高い剛性だからできること。

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BMW i3

観音開きが実現できるのは、高い剛性のカーボン製のボディだから。広い開口は使い勝手がよさそう。

 

BMW i3

タイヤは大きく、そして細め。このへんがスポーティーさを強調しています。

 

BMW i3

コンパクトながらスポーティーさも兼ね備えたリアビュー

 

 

BMW i3

急速充電する場合はボディ横から

 

続いてインテリア

BMW i3

操作系が集まったステアリングおよびその周辺

 

ステアリングホイールの右のレバーにトランスミッション操作系

ステアリングホイールの右のレバーにシフトレバー。クリック感が心地よい。

 

BMW i3

シフトレバーがステアリング右上にあるのでスッキリしている

再生可能な素材の使用が特徴のインテリア。革のなめしはオリーブの葉から抽出したオイル。助手席側のダッシュボードにユーカリの木、ドアの内側の樹脂はケナフ繊維入り。とことんエコにこだわった作りになっており、明るくてシンプルなインテリアが、先進性を具現化しています。

 

BMW i3

ステアリングの向こうに見えるメインディスプレイ

 

BMW i3

ユーカリウッドのインテリアトリム上にはナビ用ディスプレイ

 

後ろシート

BMW i3

足元はややゆとりがある後部座席

 

貨物室

BMW i3

ゆとりの後部座席の割に十分な広さの貨物室

 

それでは試乗してみましょう

 

BMW i3

試乗車はソーラー・オレンジのボディカラー

 

BMW i3

BMWを象徴するキドニー・グリルはこのように

 

BMW i3

どの速度域からでも鋭い加速、よく効く回生ブレーキ。キビキビした走りが新鮮。ここは柳都大橋

 

回生ブレーキの効きの良さ

まず最初にとまどい、また運転の面白さを感じたのが回生ブレーキの効きの良さ。アクセルペダルから足を離すとそれだけで強い減速。これが、アクセルを緩めた際にモーターで発電して電池に充電する「回生ブレーキ」。

 

加速の良さとダイレクトなレスポンス

どの速度域からでも、アクセルペダルを踏み込むとぐいっと加速します。エンジン車に例えると2500cc相当とか。電車の加速に近いと感じました。音や振動がほとんどないままにするすると加速する感じは新鮮な体験!ステアリングホイールの操作性は遊びがほとんどなくタイトでクイック。総じてきびきびした走り。街を流すレベルでも十分に楽しい!クルマを走らせる、操作する、純粋にそれが楽しい車でした。記者はEVもBMWの運転自体が初めだったのですが、この「楽しさ」というのはBMWらしさなのかなと思いながらハンドルを握っていました。

 

BMW i3

シフトレバーをパーキングに入れたところ

みなとぴあに到着

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新潟っぽい風景を求めてみなとぴあへ。朱鷺メッセをいれてパチリ。

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秋晴れのもと、いい写真が撮れました。

BMW i3

せっかくなのでドアを全開にします

BMW i3

ドア全開リアビュー

BMW i3

天候に恵まれたBMW i3とみなとぴあ

BMW i3

新潟らしさ出てますか

BMW i3

向きを変えてまた撮影

 

BMW i3

おけさ丸とも記念撮影

 

BMW i3

引いても寄っても絵になります

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BMW i3

通りがかった方も興味津々でi3を見つめる

 

BMW i3

この角度、精悍さが出ている

桜木インターから新潟バイパスにのって黒埼方面に向かうところの動画です。

 

試乗を終えて

 

気になる充電インフラ

充電時間は家庭用充電設備ですと7-8時間で満タンに。普及し始めた急速充電設備ですと30分ほどでバッテリーの8割の充電が可能とのこと。経済産業省の補助金もあるためどんどん増えているところです。

 

航続距離

BMW i3の航続距離は、レンジエクステンダー機能の無い「純粋EVタイプ」でカタログ値229km(JC08モード)、「レンジエクステンダータイプ」で300kmです。実質的な数字でいうと、EVタイプが120~130km、レンジエクステンダータイプが230~240km。日常の使い方に問題はなさそうです。

 

価格帯

なお、気になるお値段は、「EVタイプ」で税込499万円(補助金40万円)、「レンジエクステンダータイプ」で税込546万円(補助金75万円)です。補助金が入ると差額は12万円。ってことはおすすめは発電用エンジン付きのレンジエクステンダータイプで決まりですね。実際に売れているモデルのほとんどは後者だそうです。

 

まとめ

現状の充電インフラはこれから充実していきますし、都市部の運用メインであれば、これほど新しさや車を操る楽しを与えてくれるものもそうないと思います。気になった方はぜひNiigata BMWのショールームへ足を運んでみてください。

 

 

(伊藤)

 

 

BMW i3

全長×全幅×全高:4010×1775×1550mm
ホイールベース:2570mm
車両重量:1260kg(1390kg)
動力システム:交流電動モーター
最高出力:170ps/5200rpm
最大トルク:250Nm/100-4800rpm
変速機:――
1充電走行距離:229km
乗車定員:4名
車両本体価格:499.0万円

 

【問い合わせ】

Niigata BMW