【BBガールズ通信】番外編 新潟市早起き野球大会50回記念シンポジウム

【BBガールズ通信】番外編 新潟市早起き野球大会50回記念シンポジウム


文/頓所理加(BBガールズ普及委員会・代表)

3月19日(土)「新潟市早起き野球大会50回記念シンポジウム」がホテルイタリア軒にて開催されました。

第1部はゲスト3名による座談会でした。川口和久さん(広島・巨人)、小早川毅彦さん(広島・ヤクルト)、青島健太さん(ヤクルト)をゲストにお迎えしておこなわれた「プロ野球時代を振り返る」トークショー。懐かしい名場面についての話や、プロ野球選手達しか知りえない裏話等も沢山飛び出しました。

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第2部ではコーディネーターを青島健太さんが務められ、川口和久さん、小早川毅彦さん、篠田昭市長、久保田吉汎さん、松井弘恵さんがパネラーとなり「野球を通した地域活性化」についてディスカッションをおこないました。

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早起き野球大会50回連続出場の久保田吉汎さんは、早起き野球大会の魅力について「クラス別になっていて、野球が上手い人も、そうでない人でも、色々なレベルで参加できる」と語りました。「朝の空気の爽やかさを感じながら野球がしたくて、気づけばあっという間の50年でした」とも。

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女子野球チームheroines主将の松井弘恵さんは、昨年、女子だけの単独チームを結成し、大会に参加を果たしました。10~50歳代の野球を愛する女性たちがチームに参加しています。「早起きして、家事をして、子供の弁当を作って、それからグランドに向かいます!そこまでしてでも野球がしたいんです!本当に楽しい!野球が出来る事に感謝です」。現在、連絡網を流している女子選手達は、50人に届く勢いとの事。松井さんの笑顔のむこうには、沢山の仲間の存在が感じられました。野球をしたかったという女性達の夢を叶えてくれるチーム、それがheroinesなのです。

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1966年に始まった新潟市早起き野球大会は、スポーツ熱の加速と共に、新潟地震からの復興の力も加わり、チーム数は年々増加しました。ピーク時には参加チームが944あり、日本一の規模でした。新潟市早起き野球大会は、昨年で50回目を迎え、176チームが参加、ピーク時よりは減少したものの今も日本一の規模を誇っています。時は変わり、人が変わっても、野球の素敵な魅力を語り継いでいくシンボルとして、新潟市早起き野球大会は、今後も発展を続けていくでしょう。