重厚な、かやぶき屋根の下に広がる大空間。 豪雪地・魚沼に見る 雪国の知恵

重厚な、かやぶき屋根の下に広がる大空間。 豪雪地・魚沼に見る 雪国の知恵


雪国として知られ、18の市町村が特別豪雪地帯の指定を受けている新潟県。日本有数の豪雪地として知られる魚沼市にある豪農・目黒様のお屋敷には、雪国ならではの知恵がたくさん詰まっています。

江戸時代後期に雪国・越後の風俗を紹介し、ベストセラーになった鈴木牧之(すずきぼくし)の『北越雪譜』。目黒邸は、その刊行より約40年も前に、守門(すもん、現在の魚沼市)の割元庄屋の役宅兼住宅として建てられました。

出入り口として使われる土間部分が主屋に付いた中門造り(ちゅうもんづくり)は、豪雪地の民家によく見られる典型的な建築方法。「邸内では他にも、雪深い地域で暮らすための工夫を見ることができます」と語るのは、歴史的建造物の研究や修復も手掛ける長岡造形大学の平山育男教授です。

「大きなかやぶき屋根は一般的な屋根と比べて傾斜が急なので、積もった雪が簡単に地面に落ちていきます。現在の落雪屋根にも通じる豪雪地ならではの生活の知恵ですね」

邸内には池泉回遊式庭園があり、池には鯉が泳ぐ目黒邸。鯉は、貴重なタンパク源として食用にされ、豪雪地で暮らす人々に重宝されてきました。実はもう一つ、池には大切な役割がありました。

 

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新潟文化物語