“持続可能な社会”だった縄文時代、その魅力を新潟で辿る

“持続可能な社会”だった縄文時代、その魅力を新潟で辿る


1万年以上もの長きに渡り、縄文時代の人々は戦ったり奪ったりすることなく、自然と共生して暮らしていました。これは世界的に見ても例のないことで、持続可能社会だった縄文時代に今、世界から注目が集まっています。縄文の暮らしの跡が数多く残る新潟で、縄文時代の魅力を探ります。まずは、縄文研究者の佐藤さんにお話を伺いました。縄文の暮らしを支えた主な要因は、日本の豊かな自然の恵み、縄文土器の存在、人と人の関係性。その中で、現代の我々も見習うべき点があると佐藤さんは考えます。

「伊乎乃(いおの)の里・縄文サポートクラブ」の阿部さんも、縄文の暮らしぶりに魅了された1人。縄文をテーマにしたイベントなどを開催しており、実際の縄文土器を使った体験イベントは子供たちからも大人気。県内外からファンが集まります。このほかにも、縄文にまつわるイベントやアイテムが県内各地に。その一部は後編でご紹介しています。

後編では、現在開催中の合同企画展「地味にすごい!下越の縄文時代」についてもご紹介。縄文土器として有名な火焔型土器は中越地域の十日町市や長岡市で多く発見されていますが、実は下越地域にも個性的な遺跡が数多く見つかっているのです。

第一会場の「新潟県埋蔵文化財センター」で企画展を担当する田海さんは、「世界で認められたもの、学術的にも価値のあるものも多く展示しているので、決して『地味』ではないんですけどね。下越の6会場を巡って、縄文時代の生活に思いを馳せて『すごさ』を感じてもらえたらと思います」と語ります。

 

新潟県内各地に残る縄文の跡を辿って、縄文のココロに触れてみませんか?詳しい記事はこちらで読むことができます。

 

ぜひご覧ください。

 

新潟文化物語