つい見過ごしてしまう新潟の魅力、田園風景と「へー」な話

つい見過ごしてしまう新潟の魅力、田園風景と「へー」な話


田園都市、新潟市。視界いっぱいに広がる新潟平野の、黄金色に輝く田園風景は、例えば都会育ちの人からすると「北海道みたい」と感じるたりするようです。

地元の人間は当たり前に感じて気付かない、でも県外の人はちょっと感動する、新潟の魅力のひとつです。新潟県の田園風景に関する、ちょっとした話を紹介します。

新潟県は神社の数(宗教法人数)が日本一です。その数、4,767社(平成22年)。※にいがた県統計BOX
新潟県は明治の頃、人口が日本で最多の時代がありました。かつての日本では、ほとんどの人が農業に従事していたため、穀倉地帯であった新潟はおのずと人口が増えていったと推察できます。だから、神社の数もきっと多いのでしょう。

2014田園写真01

越後一宮・彌彦神社の大鳥居を背景に

 

五穀豊穣祈願、豊作祝いなど、日本の祭りは農業、及び神社と密接に結びついています。神社の数が多ければ祭りも多い、故に新潟の夏は各地で花火が打ち上がり、百花繚乱(りょうらん)となるのでしょう。

堀之内十五夜まつりの花火

堀之内十五夜まつりの花火

 

日本海に沈む夕日は新潟の魅力のひとつですが、田園と夕日の風景も格別です。逆光に透ける葉の美しさはイネ科の植物特有のもの。また、徐々に焼けてゆく空の雲の様子なんかも眺めていると、時が経つのを忘れそうになります。

2014田園写真03

時には足を止めてのんびりと、今だけの新潟の風景を楽しんでみてはいかがでしょうか。

(早見)