ご遷座100年の奉祝行事、彌彦神社の「初穂曳き」に参加してきました(動画つき)

ご遷座100年の奉祝行事、彌彦神社の「初穂曳き」に参加してきました(動画つき)


越後一宮であり、古くは万葉集にもその名が登場する、彌彦神社。年末年始には約30万人もの人が訪れるこちらで、11/23(日・祝)に「初穂曳き(はつほびき)」が行われました。「初穂曳き」とは、その年とれた最初のお米(新米)や農産物、海産物、清酒などを彌彦神社に奉納する、昨年から始まった行事ですが、来年(平成27年)に彌彦神社がご遷座100年を迎えることもあり、今年はそれを記念して特に盛大に行われました。

明治45年(1912)、彌彦神社は門前からの出火により、本殿などそのほとんどを焼失しました。その後、多くの人々の尽力により、大正5年(1916)に現在の壮大な社殿が再建されました。そして来年、平成27年(2015)は、再建・ご遷座から数えて100年目となり、多くの奉祝行事が予定されています。

今回の「初穂曳き」では、地元の方を中心に、約600人もの方が奉納とお祝いに参加されました。私もお祭りの行列に同行しましたので、その様子をご紹介します。

 

まず「初穂曳き」の参加者は弥彦駅前に集合します。この駅舎も彌彦神社をモチーフに造られています。駅の前に山車に積まれた初穂が用意されます。

まず「初穂曳き」の参加者は弥彦駅前に集合します。この駅舎も彌彦神社をモチーフに造られています。駅の前に山車(奉曳車)に積まれた初穂が用意されます。雨にもかかわらず、本当に多くの方がいらっしゃいました。

祭に先立ち、神職の方による祈祷が行われます。

祭に先立ち、神職の方による祈祷が行われます。

ここから、「初穂曳き」の行列が始まります。

氏子の方々による祝いの唄です。この唄は、後ほどご紹介します。

山車に2本の縄がつながれ、参列者がそれを持って待機します。そして、氏子の方々による祝いの唄が始まります(この唄は後ほど動画でご紹介します)。

行列がスタートしました。こうして見ると、本当に大勢の方がいらっしゃるのが分かりますね。

行列がスタートしました。「エンヤ、エンヤ」のかけ声に合わせて、縄を上下させながら進みます。こうして見ると、本当に大勢の方がいらっしゃるのが分かりますね。

行列の先頭では、ホラ貝のほか、笛や太鼓のお囃子が先導します。

行列の先頭では、ホラ貝のほか、笛や太鼓のお囃子が先導します。

そして行列の最後尾に山車に載った初穂が続きます。

そして行列の最後尾に山車に載った初穂が続きます。

神社の通り前では祝いの大鼓が迎えます。

神社の鳥居前では祝いの樽大鼓が参列者と初穂を出迎えます。

みなさん決まってますね。う~んカッコイイ!

みなさんポーズが決まってますね。う~んカッコイイ!

ここから境内に入ります。参加者はそれぞれに初穂を持って、彌彦神社の社殿を目指します。

初穂は神聖なものなので、白い布に包んで丁寧に運ばれます。

初穂は神聖なものなので、白い布に包んで丁寧に運ばれます。

参道でも祝いの唄が披露されます。この日は「菊まつり」も行われていました。

参道や境内に祝いの唄が響きます。この日はちょうど「菊まつり」も行われていて、多くの観光客がいました。

いよいよ彌彦神社の本殿に到着です。行列が始まってから、ここまで2時間弱でした。

いよいよ彌彦神社の社殿に到着です。行列が始まってから、ここまで2時間弱でした。

参加者が初穂をお供えして、神職による祈祷が始まります。

参加者が初穂をお供えします。稲穂のほか、お酒や鯛などもお供えされていました。

神職による祈祷です。

到着を祝い、神職の方による祈祷が行われます。

宮司の永田忠興さんより、参加者への感謝のお言葉です。この頃には雨も上がり、空も徐々に晴れてきていました。無事に初穂が届けられ、彌彦神社のご祭神・天香山命(あまのかぐやまのみこと)もお喜びのことでしょう。

彌彦神社 宮司の永田忠興さんより、行事が無事行われたお祝いと参加者への感謝のお言葉です。この頃には雨も上がり、空も徐々に晴れてきていました。みなさんの願いがこもった初穂が届けられ、彌彦神社のご祭神・天香山命(あめのかごやまのみこと)もお喜びのことでしょう。

最後は参加者全員による三本締めです。約2時間30分の行列、みなさまお疲れさまでした。

最後は参加者全員による三本締めです。約2時間30分の行列、みなさまお疲れさまでした。

参加してみた感想ですが、あいにくの雨にもかかわらず、みなさんのお祝いの気持ちと祭の熱気もあり、あっという間の2時間30分でした。県内を中心に、「おやひこさま」と慕われる彌彦神社の行事に参加できて、うれしく感じました。次回もぜひ参加したいと思います。

そして弥彦にきたなら最後の〆はやはりこれ。

西澤商店のこんにゃくです。ちょっと冷えた体にうれしいです。弥彦にきたらこれは外せません。

西澤商店さんのこんにゃくです。ちょっと冷えた体にうれしいです。こちらのおでんもおいしいですが、私は弥彦にきたらこれは外せません。

そして「パンダ焼き」をお土産に購入しました。このモチモチの食感がいいんですよね。

そして分水堂菓子舗さんの「パンダ焼き」をお土産に購入しました。このモチモチの食感がいいんですよね。私は弥彦むすめ餡とカスタードを購入。

今回の「初穂曳き」参加者に配られた記念品、「大」の木札とハチマキです。大切にしたいと思います。

今回の「初穂曳き」参加者に配られた記念品、「大」の木札とハチマキです。大切にしたいと思います。

いかがでしたでしょうか。彌彦神社、弥彦村では、ご遷座100年の記念として、これから来年にかけて、多くの奉祝行事が予定されています。詳しくは下記リンク(弥彦神社公式HP)にてご確認ください。(GATAポスト編集部 上杉)

おやひこさま100年(彌彦神社)

問い合わせ:0256-94-2001

 

それでは最後に、今回のお祭りをダイジェスト動画にてご紹介します。祝いの唄と合わせて、祭の雰囲気を感じてみてください。