【シェア】アメ車でスイスイ、美術展でプランツ&民俗ウォーク、気持ちのいい休日②
それにしても、さすが新潟市、海抜ゼロメートル。新潟島はアップダウンがほとんどないので、スイスイとクルーズを楽しめます。スマートクルーズの記事の続きです。アメリカ自転車、キャノンデールいいですね。
あまりのスイスイぶりに、調子に乗って、わざわざ坂を探したりして。萬代橋と柳都大橋を渡ってみました。
気分は、しまなみ海道サイクリングロードです。短いけど。行ったことないけど。
1,000円でアメリカ車を満喫できるわけですから、【シェア】するっていいですねー。
そういえば子どもの頃、貸本屋があったなあ、などと昔のことを思い出しました。祖母が新潟市の下(しも)エリアに住んでいて、夏休みになると家に遊びに行き、貸本屋でマンガを借りて読んでいました。本を買うお金がなかったので、【シェア】してたのです。「忍者ハットリくん」「仮面の忍者赤影」「カムイ外伝」…。あれ、忍者ばっかり? ブームだったのでしょうか。今も毎週のように図書館通いです。相変わらずお金がないんですね。
さて、朱鷺メッセに着きました。町なかに水がある風景って、いいですね。
目当ては、伊藤若冲と京の美術展です。※詳しくはこちら
意外な発見があって興味深かったですよ。大阪で大流行したという「ちょうちょう踊り」を描いた屏風のなかに、新潟のこの獅子舞によく似た姿を発見しました。
こちらは米俵ですが、大阪のはドジョウをすくうザルみたいなもので作った獅子頭が描かれていました。面白い。
また、四季の植物を描いた屏風もあり、その中のサクラは葉とつぼみと花が同時のものとして描かれていました。花が散ってから葉をつけるソメイヨシノとは様子が違います。ソメイヨシノは現在、最もポピュラーなサクラになっていますが、実は普及するのは江戸末期以後(ほかにも説あり)。それ以前は、葉と花が同時のヤマザクラが一般的だったとされています。有名な醍醐の花見で、豊臣秀吉が楽しんだのはソメイヨシノではなくヤマザクラだったのでしょうか。
江戸時代の人たちが愛でたサクラは屏風のこれだったのだなぁ。タイムトラベルですね。入場料1,300円で江戸トラベルを楽しみました。
これもプランツウォークですね。
町のはずれで、干からびたツタがかっちょいい米蔵(米屋さんです)を見つけた後、日も暮れてきたので自転車を返却。次はどの自転車を【シェア】させてもらおうか、なんてことを考えながら店を後にしました。発見が多い、気持ちのいい休日でした。
(早見)
カミフル・サイクルステーション
住所/新潟市中央区古町通二番町529 電話/025-311-6041