大きな葉が水面を埋め尽くす、希少などんばす(オニバス)の花

大きな葉が水面を埋め尽くす、希少などんばす(オニバス)の花


ありのままの自然が残る、新潟市北区の福島潟で、珍しいオニバスを見てきました。

オニバスとは、

オニバス(鬼蓮)はスイレン科の一年生の水生植物である。浮水性の水草であり、夏ごろに巨大な葉を水面に広げる。本種のみでオニバス属を構成する。

という植物で(ウィキペディアより)、大きな葉は直径2メートルにも達するそう。また看板によれば、オニバスは全国で100カ所程度しか生育が確認されておらず、福島潟のオニバスが日本北限の自生地となっているとか。

ここが福島潟にあるオニバスの観察場所です。

ここが福島潟にあるオニバスの観察場所です。

オニバスは福島潟周辺の方言で「どんばす」と呼ばれていたそうです。

オニバスは福島潟周辺の方言で「どんばす」と呼ばれていたそうです。首領(どん)だからどんばすというのも面白いです。

オニバスの池です。

オニバスの池です。

そしてこれがオニバスです。大きいですね~、1メートルくらいのはざらにあります。

そしてこれがオニバスです。大きいですね~、1メートルくらいの葉はざらにあります。

池の一面を覆うように広がる多くのオニバスの葉。尖った表面のトゲ、細かく入ったシワなど、その様は非日常的な印象さえします。水面のあちこちからオニバスの紫色の花も出ています。こちらにいたカメラマンの方によれば、そろそろ今年のオニバスは終わりだそうですが、まだ多くの葉と花を見ることができました。

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歩いている人と比べると、少しは大きさが分かるでしょうか。

これがオニバスの花です。葉に比べてずいぶん小さな花ですね。

これがオニバスの花です。葉に比べてずいぶん小さな花ですね。

水面に浮かぶピンク色の玉。これがオニバスの種のようです。これが来年、大きな葉になるんですね~。

水面に浮かぶピンク色の玉。これがオニバスの種のようです。これがいずれ、大きな葉になるんですね~。

サギなんかもいました。福島潟は自然がいっぱいです。

サギなんかもいました。福島潟は自然がいっぱいです。

自然の宝庫・福島潟でのんびりした一日を過ごすことができました。(研)


場所:新潟市北区前新田(オニバスの観察地は福島潟の南側:新鼻付近)