【春の花】今が見頃 五泉市の水芭蕉公園
各地で春の花が見頃を迎えています。
4月4日(土)、水芭蕉の群生で有名な五泉市の水芭蕉公園に行きました。
今が見頃です。
この日は天気が良かったためか、朝早くからたくさんの人たちが訪れていました。
さて、この水芭蕉、白い花びらに見える部分は実は葉だとか。
上から見ると、形成される過程が想像できます。
白い部分は仏炎苞(ブツエンホウ)と呼ばれます。ザゼンソウなども、同様です。
「仏炎」とか「ザゼン」とか、仏教のムードが漂うネーミングですが、姿かたちが大仏様などの仏像を思わせるのがその理由でしょうか。
受粉は虫を媒介にする虫媒花のほかに、風まかせの風媒花の性質もあるとされています。
花は仏炎苞が開いた時点では「雌性先熟」と呼ばれる受粉可能状態にあり、数日後には花粉を放出する雄性へと変化するのだとか。その際、仏炎苞は反り返っていきます。上の写真で、その違いがわかるでしょうか。
雌性の間は風に乗った花粉を受けやすいように、雄性になったら花粉を放出しやすいように、合理的に変化しているようです。
中にはこのように、隣にちょっかい出してるようなやつも? 積極派ですね。
五泉市では「五泉四華 『春のごせんスタンプラリー』スタンプラリー」と銘打って、特産品があたるイベントを行っているようです。公園にはスタンプ台が設置されていましたよ。
サクラ、チューリップ、ボタンが順次見頃を迎えますね。
(GATAポスト編集・早見正明)