彌彦神社の新年の神事 おや、あれは?
越後一宮彌彦神社で毎年1月7日に、五穀豊穣と厄よけを祈願する「弓始神事(ゆみはじめしんじ)」が行われます。
弓始神事の始まりは定かではなく、室町時代の文明2年(1470)に行われた記録が残っているとのこと。古くから伝わる行事なのです。
天地四方に向けて弓を鳴らす「鳴弦の儀(めいげんのぎ)」、100本の矢を射る「百射の儀(ひゃくしゃのぎ)」などが行われます。
矢には悪いものを寄せ付けない力があるとする考えが、神事の中心にあります。
神社の神事に限らず、昔は家を建てるときの上棟式(建前とも)などで屋根に鏑矢をそなえる風習がありました。その矢も、同じ意味合いと思われます。
さて、「百射の儀」は、御遷座百年を迎えた昨年に新築された弓道場で行われました。
古社で行われる厳かな神事。なかなかいいものです。
そして的の裏に回ると、おや、何でしょう・・・?
土を盛った、謎めいたものが。
小さなほこらになっており、中に置かれているのは悪神様(あくじんさま)と呼ばれる神様の形代とのこと。悪い事を払う意味があるのだとか。さすが、古社の神事です。興味深いですね。
詳しくは、こちらのホームページで読むことができます。
新潟文化物語