【潜入】新潟の仮面ライダーたちが焼肉ミーティング ヒーローたちの熱い想いは?
9月某日。新潟市東区の某所に新潟の仮面ライダーたちが集うとの情報を、8月に取材した栃尾のアマゾンライダー・星さんからキャッチしました。
これは事件です。
昔から新潟のあちこちで多数の目撃情報がある仮面ライダー。そして、新潟の仮面ライダーアギトも来るとのこと。
仮面ライダーたちのヒミツの待ち合わせ場所、バイクショップの(有)佐上商会への潜入を試みます。
「駐車場はそこにあるからね」。同ショップの佐上博社長が教えてくれました。夜7時。ショップは店じまいし、集まったライダーたちは隣の焼肉店へと移動、極秘ミーティングを行うようです。
「でも、食べる前に皆でさ、店の前で写真撮っておいた方がいいですよね」
仮面ライダーアギトさんの提案で、ちょっとだけ撮影タイムです。国道113号沿いの店なので、通り過ぎる車に注意しながらシャッターを切りました。
撮影で軽くカロリーを消費したところで、いざ、焼肉です。
集まったのは、アマゾン星さん、仮面ライダさん、先ほどの佐上社長、仮面ライダーアギトさん。
皆さんがこうして集うのは、この夜が初めてとか。そして、にいがたレポの唐澤さんの姿も。唐澤さん、初めましてこんばんは。お互いがんばりましょう。
因みに仮面ライダさんは、“ライダー”と言うと本家との兼ね合いもあるので、“ライダ”と自称しているそうです。
では、まずは「かんぱーい」。ライダーの職業柄、もちろんアルコール抜き。お茶です。第一回ライダーミーティング、始まりです。
「子どもたちに夢を与えているんです。20年くらい、やってますよ」
佐上社長は、つまるところ、ライダーたちのおやっさんでした。
初めて佐上社長の店を訪れたライダさんは、スクーターに乗っていたとか。
「彼はトレイシーに乗ってきてね。粋な野郎だなと思いましたよ。私は、スクーターのツーサイクルが好きなんです」
以来、社長はライダさんの相談にずっと乗っています。かれこれ10台くらい、バイクを乗り継いでいるとか。まさに、おやっさんです。
おやっさん「バイクは乗る楽しみ、いじる楽しみ、見せる楽しみ、3つの楽しみがあるんです。ライダは、そんな楽しみの表現方法のひとつ。こういう楽しみ方もあるんですよ。
ライダが走ってると、警察が止めることもあるんだけど、彼らも“頭を下げる”んです。みんな知ってるんでね。こうやって子供に夢をあたえているんです」
アマゾン星さん「ライダさんは昔から、ずっと同じ人なんですよね」
おやっさん「彼のスーツマスクは9種類あるんです。全部、自分で作ったんですよ。真面目にやってるんです。20年くらいやってますよ。
私の腹はね、“アジの開き”と言われてるんです。何にも隠さないから。言いたいことは言うってところで」
いいアジ出してます、おやっさん。
ライダさんは、公道で走っている姿だけでなく、イベント会場などでご当地アイドルを、沈黙とともに見守っている姿もよく目撃されています。「沈黙」はポリシーのようです。また、TVでNegicco(ねぎっこ)と共演して以来、ご当地アイドルたちを温かく見守るようになったのだとか。この秋も、あちこちの会場で遭うことができるかもしれませんね。
「アギトでバイクに乗りたい」「アマゾンになりたい」共通する熱い魂
さて実は、公道で走ってもOKなのはライダさんだけ。ライダーマスクの都合です。
おやっさん「アギトは、“ライダの弟子になりたい”って言って来たんです。うれしくってね」
アギトさん「大先輩ですよ。我々なんて一年生みたいなもんです。
アギトの姿でバイクに乗りたかったんですよ。バイクもヘルメットもそれらしく作ったんだけど、うまく行かなかったんです。アギトに見えないんですよ…」
ライダさんによると、平成ライダーは昭和ライダーに比べて目が大きい。アギトは平成なんで、ヘルメットの上の方に目を着けるとアギトに見えないのだそうです。だから、アギトさんは残念ながら、未だ公道デビューできていません。
アギトさん「バイク乗りなんで、乗れるように作りたかったんですけど。アギトは、ちょっと呼ばれたときに子供たちの前とかでやってます」
アマゾンになりたい星さんと、何やら通じる部分がありますね。
アギトさん「アマゾンは油揚げ屋さんで、私はろう○く。分かりやすい職業で、同じ匂いがしましたね」
あ、アギトさん、正体がバレちゃいます。
アギト小○さん「僕はオープンにしてもいいですよ。“ありが△う”の◎うそくでも結構出てるし。トランペットを吹くミュージシャンでもあるんです」
ライダーに熱中する魂と、多彩な活動を展開する人間力。アギト◎池さん、まさに、アマゾン星さんと同じ感じです。
アギト小池△ん「仮面ライダーのヘルメット作ってたら、いつの間にか甲冑になってしまってね。直江兼続のファンなんで、愛のかぶと作ったりしてね。甲冑で走ってます。バイクにも“愛”って入ってますよ」
アギトの顔のほかに、甲冑ライダーの顔も併せ持つとか。
アギト小池さん「この間、与板に甲冑で行ったんです。与板では兼続は城主ですからね。その日、たまたまイベントやってて。「おやかた様!」って呼ばれてね」
なるほど。バイクではなく馬に乗ってればサイコーでしたね。
アギト小池さん「こうしてやってみると、バイクに乗る人は、きっと昔(前世)は馬に乗ってたんだって思います。だから(現世で)バイクが好きになるんです」
おお、面白い肌感覚ですね。 アギトさん、個別で取材したくなってきました。その時は、人間にもどった時のヒミツの正体もぜひ、紹介させてください。
いっしょに、子どもたちに夢を!
さて、約20年間、町の平和を見守ってきたライダさん。自分のほかの誰かが、ライダーの格好でバイクで走っている姿を、ずっと見てみたかったとか。
アマゾン星さん「皆さんといっしょに、子供たちに夢を与えるような何かをやっていきたいですね」
まずはこのミーティングで、顔を合わせることができた皆さん。世知辛いご時世だからこそ、熱いハート持つ皆さんの今後のご活躍を、GATAポストも大いに期待しています。
(早見)