堰カード、ゲット 新潟を守る堰、水門たち
ダムカードならぬ、「堰カード」があると聞き、関屋分水資料館に行きました。
関屋分水は、大河・信濃川の流れを調整するために作られた人工の水路です。
信濃川の大きなカーブと分水の関係が、マップを見るとよく分かります。
大雨による河川の氾らんから、私たちの生活を守るために作られた水路で、水量の調節や塩水遡上を防止するために作られました。
新潟は海抜ゼロメートル、あるいはマイナスの土地もあり、信濃川は豊かな水をもたらす一方で、水害もたびたび引き起こしてきたのです。
というようなことを解説している資料館。
入館無料。
ジョギングやウォーキングの途中に、気軽に立ち寄る人も多いようです。
館内の内線電話で堰カード、つまりミニパンフレットをもらうことができます。
少年心をくすぐるアイテムです。
子どもの頃、プロ野球カードを集めた日々を思い出します。
実物の新潟大堰をチェック。
資料館の目の前です。
このような水門で、水量を調節しています。
この分水があった場所、もともとは人が住んでいたそうで、水路を作るにあたって町は丸ごと引っ越したとか。
そうしてできたのが、今の信濃町、文京町。信濃町は、信濃川にちなんだネーミングなんですね。
そんなことを想いながら眺める大堰。
日本海の荒波と堰、住宅街と県庁、さらに遠くに見えるのは越後山脈。
人間の知恵や土木の力を感じることができるスポットです。
なお、堰カードは燕市にももう2種類あるとか。
これは、もらわねば。
(GATAポスト編集・早見正明)