堰カード、ゲット 新潟を守る堰、水門たち

堰カード、ゲット 新潟を守る堰、水門たち


ダムカードならぬ、「堰カード」があると聞き、関屋分水資料館に行きました。

関屋分水は、大河・信濃川の流れを調整するために作られた人工の水路です。

信濃川の大きなカーブと分水の関係が、マップを見るとよく分かります。

大雨による河川の氾らんから、私たちの生活を守るために作られた水路で、水量の調節や塩水遡上を防止するために作られました。

新潟は海抜ゼロメートル、あるいはマイナスの土地もあり、信濃川は豊かな水をもたらす一方で、水害もたびたび引き起こしてきたのです。

というようなことを解説している資料館。

1612%e9%96%a2%e5%b1%8b%e5%88%86%e6%b0%b404

入館無料。

ジョギングやウォーキングの途中に、気軽に立ち寄る人も多いようです。

館内の内線電話で堰カード、つまりミニパンフレットをもらうことができます。

1612%e9%96%a2%e5%b1%8b%e5%88%86%e6%b0%b406

少年心をくすぐるアイテムです。

子どもの頃、プロ野球カードを集めた日々を思い出します。

 

実物の新潟大堰をチェック。

資料館の目の前です。

このような水門で、水量を調節しています。

1612%e9%96%a2%e5%b1%8b%e5%88%86%e6%b0%b402

日本海側から見た大堰。

1612%e9%96%a2%e5%b1%8b%e5%88%86%e6%b0%b401

信濃川からみた大堰。静かな水面。

この分水があった場所、もともとは人が住んでいたそうで、水路を作るにあたって町は丸ごと引っ越したとか。

そうしてできたのが、今の信濃町、文京町。信濃町は、信濃川にちなんだネーミングなんですね。

そんなことを想いながら眺める大堰。

1612%e9%96%a2%e5%b1%8b%e5%88%86%e6%b0%b405

日本海の荒波と堰、住宅街と県庁、さらに遠くに見えるのは越後山脈。

人間の知恵や土木の力を感じることができるスポットです。

 

なお、堰カードは燕市にももう2種類あるとか。

これは、もらわねば。

(GATAポスト編集・早見正明)