これぞクールジャパン 弥彦菊まつり
弥彦もみじ谷の紅葉狩りに行ったなら、必ず堪能したいのが「弥彦菊まつり」です。
11月6日、もみじ谷に続いて菊まつりにも足を運びました。
「彌彦神社御遷座百年」の、今年の大風景花壇のテーマは弥彦山です。
午前11時ころ、花壇の前は既に大にぎわいです。
さまざまな花の形を楽しめる、園芸の菊の世界。
天下太平の世となった江戸時代。徳川将軍から庶民に至るまで園芸を楽しむようになり、ツバキ、サクラ、アサガオなどで様々な品種が作られました。
その技術は世界でもトップクラス、クールなジャパンです。カッコイー。
キクもそんな植物のひとつ。
いま、海外で人気が高まっている「盆栽」も素敵ですね。日本でも、もっと若い人の注目を集めてもよさそうなのに。
さすが弥彦の菊まつり、皇族のお名前を冠した賞も。
菊の根が木に流れているというか、吸い付いているというか。
ニッポンのワザですね。
数十年、時には百年以上の時間をかけて育てる松などの盆栽とは異なり、菊は毎年作り直すのだとか。せっかく育てたのに1年で終わりとは寂しい気もしますが、1年で結果が出る分、挑戦しやすいメリットもあるようです。
出品者は、まつりが終わるとこれらの菊をバラしてしまうのだとか。菊まつり会場には、説明をしてくれる人がいるので尋ねてみると興味が増します。
日本が育んできたワザを堪能できる弥彦菊まつりは、11月24日(火)までの開催です。
(GATAポスト編集・早見正明)