この人だかりは? 貴重な祭りを拝見しました
一週間かけて作成したサンバイシ神楽は、9月6日と7日がいよいよ本番。初日の6日、新潟市江南区木津の木津祭りに行きました。
賀茂神社です。
こぢんまりとした神社ですが、このように手作り神楽が入ると、なんとも味わい深い風情が加わります。サンバイシの風貌がユーモラスで、とても軽快な感じです。
神楽に続いて、子どもたちが踊りを奉納します。
木津祭りの伝統を伝えるオリジナルのTシャツが誇らしげです。
神社を出て、舞を奉納します。主だった辻で舞う「道切り」です。
ユニークな獅子の姿に喜ぶ子、泣き出す子など、反応はさまざまです。
サンバイシ神楽は7日も行われます。夕方に、役目を終えた獅子頭は川に流されます。ナス、カボチャなどの生もので作っているので翌年に同じものは使えないのです。
また、一般的な獅子舞は噛んでもらって無病息災、厄除けなどを願う「お祓い」的な意味合いがありますが、サンバイシ神楽の場合はその他に、ケガレや罪を神楽に「負わせて」流すという独特の考え方があるのだとか。ひな人形にもつながっている古くからの風習の、人形(ひとがた)に似ています。その成り立ちととともに、民俗学的にも貴重な祭りなのです。
驚異の71歳、石井さんによるエネルギッシュな舞を見せて頂きました。ありがとうございました。
(早見)
7日の主なスケジュールです。
●9月7日(日)
8時 神明宮みやのぼり
9時 神楽巡回
14時 賀茂神社みやのぼり
17時 棧俵神楽送り(小阿賀野川)