鬼がヒーロー?!佐渡の鬼は、かっこいい正義の味方!

鬼がヒーロー?!佐渡の鬼は、かっこいい正義の味方!


独特の文化を育み、「芸能の島」と言われる佐渡では、能・民謡・鬼太鼓などの伝統芸能が受け継がれ、今も地域の祭りやイベントで披露されています。中でも同じものが一つもなく、「集落の数だけ種類がある」と言われる鬼太鼓は、知れば知るほど奥が深く、国内外を問わず多くの人を魅了しています。

写真提供:伊藤ヨシユキ

家々を回り、門口で行う「門付け(かどづけ)」は、太鼓に合わせて鬼や獅子が舞う神事で、集落にある神社の例祭日に合わせて行われます。桃太郎や一寸法師などでは、主人公に退治される鬼ですが、佐渡では神社の神様から集落を守る役目を与えられた頼もしい存在。五穀豊穣、大漁、家内安全を全身全霊で祈りながら、厄災をもたらす悪魔を払い除けます。

この鬼太鼓を演じるのは、地元に住んでいる人々やこの日のために島外から駆け付けた地元出身者たち。彼らにとって鬼は、ヒーローそのもの。「かっこよくて、楽しくて、鬼はあこがれの存在でした」と集落で鬼太鼓を継承する上之山博文さんは言います。

そんな彼らと鬼たちは、世界に向けて飛び出しました。2017年3月にニューヨーク、2018年2月にドイツ、フランス、イタリアで鬼太鼓を披露したのです。

 

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新潟文化物語