歴史から抹消された大量処刑?佐渡に残る切支丹(キリシタン)の足跡をたどる

歴史から抹消された大量処刑?佐渡に残る切支丹(キリシタン)の足跡をたどる


ゴールドラッシュに湧く江戸時代の佐渡に、隠れキリシタンが存在していたことはあまり知られていません。資料が乏しく詳細不明な佐渡のキリシタンの想いを代弁するべく、僅かな史実と想像力で描かれた一編の小説が『黄金と十字架—佐渡に渡った切支丹』です。今回は、この小説の舞台となった佐渡でキリシタンの痕跡をたどりながら、佐渡のキリスト教布教の歴史と作者の想いを紐解きます。

2

江戸時代に来日した宣教師のレポートをまとめた『イエズス会会報』には、佐渡金銀山で働く鉱夫の中にキリシタンがいたと記されています。神父たちは金山で布教活動を行っていたのでしょうか。

5

佐和田町と相川町を結ぶ旧中山道(きゅうなかやまみち)。小説に何度も登場し、処刑場だと推測されている塚へと続いています。大正時代に行われた発掘調査では何も見つからず、殉教したキリシタンがどこに埋葬されたのかは謎のままです。

1

作者の玄間太郎さん。約2年の歳月をかけて自費出版にこぎつけました。これからも、ふるさと越後を舞台にした歴史小説を通して、その地で誇り高く生きた人々の人生を描きたい、と創作意欲を語ってくれています。

詳しい記事はこちらで読むことができます。ぜひご覧ください。

新潟文化物語