今日は何の日? 献血の日! 私が誰かの命を助けられる日
今日は「献血の日」です。そこで、新潟市万代にある「献血ルームばんだい ゆとりろ」を訪ねてみました。
説明をしてくださったのは、スタッフの井上さん。ご覧のとおりの爽やか好青年。
なぜ、今日が献血の日なんですか?
「昭和39年の今日、日本の血液製剤を国内の献血で賄うと閣議決定されたので、それを記念して献血の日と定められました」
献血には全血献血と成分献血があるそうですが、その違いは?
「全血献血は、文字通り血液をそのまま献血していただく方法です。成分献血には血漿(けっしょう)成分献血と血小板成分献血があり、それ以外の血液成分は献血者に戻す方法です」
いずれの献血方法にも、献血者の健康を考え、健康状態はもちろん、年齢や体重などによっても、献血が可能かどうか判断する基準があるそうです。全血献血は10~15分、成分献血は30分~80分ほど時間がかかるそうですが、献血ルームでは、保存期間の短い血小板を採血できる成分献血に協力してもらえるようにお願いしているそうです。
献血するには、まず受付で必要事項をタッチパネルで入力して申請します。
次に、血圧を測り、問診を行い、少量の血液を採取して血液検査を行います。これで健康状態や血液に問題がないと確認できたら、採血です。
採血シートです。リクライニングで座り心地もバッチリ。前にはテレビモニターがあって、採血中に見ることができます。備え付けの雑誌を持ち込んで読むこともできます。快適に採血してもらえるように、さまざまに配慮されています。
採血が終わったら、30分の休憩をとります。休憩ルームは広々としていて、まるでカフェのよう。
マッサージチェアもあります。
採血後は水分補給が必要なので、無料でお好みのドリンクを飲めます。
お菓子なども用意されています。
雑誌もいろいろそろっていて、自由に読むことができます。
なんと、帰るときには献血のお礼の品ももらえちゃいます。
「最近は、少子化や高齢化などで献血をされる方が少なくなってきています。献血することで、ご自身の健康状態や血液の状態なども知ることができますし、何よりも皆さんの献血で多くの方の命が救われています。ぜひ、献血にご協力をお願いします」(井上さん)。
恥ずかしい話、初めて献血ルームに行きました。献血というと二の足を踏む人も多いと思いますが、献血者に快適に協力してもらえるように配慮された環境や、スタッフの方々の優しい対応に、言葉は違うかも知れませんが、気軽に行けるところなんだ、と思いました。
自分のちょっとした勇気で苦しんでいる人を助けられる、そう思うと、献血の大切さを実感しました。
実際に、老若男女、多くの方が献血に訪れている姿をみて、今度は私も!そう思った取材でした。(山)
[献血ルームばんだい ゆとりろ]
住所:新潟市中央区万代1-4-33 損保ジャパン・新潟セントラルビル2F
電話番号:フリーダイヤル0120-869950 (または025-240-5500)
営業時間:9時30分~17時
定休日:12月31日、1月1日
駐車場:提携駐車場あり(献血時間+休憩30分無料サービス券発行)