まずは一服、心からもてなしてくれる新潟の茶人たち

まずは一服、心からもてなしてくれる新潟の茶人たち


江戸時代、新潟県はいくつかの藩に分かれており、新発田藩、長岡藩、高田藩の藩主がそれぞれ、茶道の石州流(せきしゅうりゅう)、宗徧流(そうへんりゅう)、不白流(ふはくりゅう)を江戸から持ってきました。脈々と伝承されてきた茶道の心を、未来へと紡いでいこうとする現代の茶人たちが、それぞれの場所で、茶道の教え”おもてなしの心”を貫いていました。

柏崎市にある「木村茶道美術館」は全国でもめずらしい美術館で、通常ガラス越しに作品を見たりするものですが、故木村寒香庵重義(きむらかんこうあんしげよし)翁の「使ってこそお道具であり、使わなければお道具が死んでしまいます」との考えから、館内にある本物の道具でお茶をいただけるのが特長となっています。

新発田市の国指定名勝「清水園」では、殿様たちがお茶をやって来た場所で、400年、変わらぬ殿様直伝の作法でお茶会を楽しむことができます。

茶道は堅いものに見えてしまいがちですが、単なる作法ではなく、人が生きていくための不変の知恵が凝縮されたものでした。まずは一服。お客様がいらしたら、お茶を一杯出す文化を残していきたいですね。

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新潟文化物語